リクエストの空間A

□"プレゼント"にはご用心
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「俺ね、さっき気づいたんだけど・・・」

「やめろ!言うな!」

俺の言葉を聞きたくないのか、そっぽを向いて拒絶の言葉を言った。
でもさ、そんなに反論して聞きたくないって事は、それって、そういう事だよね?
スバルくんも、同じ気持ちだよね?だから、知りたいんだよ。
この気づいた気持ちから、逃げたくない。

「俺、スバルくんの事、好きなのかも・・・異性に向けるはずの、この気持ちだけど、俺は、スバルくんが欲しいって思う。」

「ッ・・・く、そっ・・・バカ野郎・・・」

「ははっ、血の匂い変わった。まぁ、今はそれでいいよ。
スバルくんの気持ちは、後でゆっくり後で聞くから・・・今は、もう、限界かも・・・」

俺の気持ちを正直に言えば、スバルくんは瞳を潤ませて頬を真っ赤に染めた。
ほんと白い素肌に映えるよね。ピンクに染まって可愛い。それに、血の匂いが濃くなった。
俺だって中途半端とは言えヴァンパイアなんだからそれくらい気付くよ?
スバルくんの気持ちはもうわかってる。きっとスバルくんも、シてる時に気付いたんでしょ?
でも今はその反応だけで十分。
自分の中で答えを出し、スバルくんの身体を抱いて反転させる。

「うわっ!?ッ・・・な、んだよこの格好!」

「わぁ、絶景。スバルくん、その体勢だけで誘ってるみたい。」

「ばっ!ふざけっ、うぁ、あっ・・・コ、ウ・・・ぁ、またナカの、出て・・・」

腰だけを高く浮かせ、四つん這いの体勢にさせた。
ヒクつく後孔からはさっきナカに出した精液が出て太腿を伝う。
その姿エロくて、生唾を飲み込む。
ほんとスバルくんの身体っていやらしいよね。
誘うように後ろひくつかせて、我慢出来ないよ。

「・・・ぁ、そうだ。イイ事思いついた。」

「っ、あぁ?」

イイ事を思いついた俺はベットから降りて、プレゼントの山に手を伸ばす。
伸ばした先にあるには、別に振り分けたピンクの箱。
それを見た瞬間、スバルくんの顔が強張った。

「お、い・・・まさか・・・」

「ん?せっかくファンの子が送ってくれたんだし、使ってみようか。」

「ふざけっ!うぁ、ちょ、待っ!嘘だろ!」

スバルくん反射的にが逃げようとするけど、力の抜けた身体じゃ逃げられないよね?
素早く上に覆い被さり、身動き取れないようにすればいい。
すりっと自身をお尻に押し当てれば、スバルくんがビクンと腰を跳ねさせる。
後ろから耳を舐め、首筋に舌を這わせる。
ブルブル震えてるけど、逃げようとはしないんだね。

「ふっ、可愛い・・・ほら、挿れるよ?」

耳元で囁き、箱から取り出したピンクの機械。
人間が作った性的遊具であるローターを後孔に押し当てる。
本当に人間ってこういうの使うの好きだよね。
渋ってたスバルくんだったけど、コクンと頷いてきゅっとシーツを握りしめる。
指でローターを押せば、ソコはいとも簡単に飲み込んだ。

「っ・・・んんっ・・・」

「ははっ、凄い。すんなり入っちゃった。
まぁ、こんなに緩くてナカにいっぱい出したんだから簡単に入っちゃうか・・・」

「ふぁ、あっ・・・やぁ、奥・・・まで、挿れんなぁ・・・」

指を挿れてローターを奥まで押し込む。
嫌って割りには俺の指を締め付けて、ナカもヒクヒク動いてるんだよなぁ。
指で押し込める所まで押し込んで、指を抜いた。

「うわ、これヤバイ・・・ッ・・・」

「はっ、はぁ・・・ぁ、見んなぁ・・・」

目の前に映る卑猥な光景に、ドクンと心臓が鳴った気がした。
後孔からは精液が溢れて太腿を白く汚し、後孔からピンクのコードが垂れ下がっていた。
飲み込んでいる後孔はヒクヒクと誘うように開いている。
ガクガクと太腿が震え、涙目で後ろを振り向くスバルくんの妖艶な表情に、身体の血が吹き出すかのように熱く疼く。
こんな姿見せられちゃ、理性なんてどこかに吹き飛ぶよ。

「これ、スイッチ挿れたら、どうなっちゃうのかなぁ?」

「ッ、やめっ、あぁあああああああっ!!」

「ざーんねん。もう遅いよ。」

興味本意だった。
カチッとローターのスイッチを入れ、一気に強に上げる。
ビクビクと身体を震わせ、シーツに顔を埋め気持ち良さそうに甲高い声をあげる。
上に覆い被さり、スバルくんの髪を退かして耳を舐める。

「ふぁ、あっ!あ、アッ、ァアアッ・・・コ、ウ・・・ひ、ぁんっ、強っ、あっ、すぐイイく、からぁ・・・!」

「ん、いいよ?スバルくんの好きなだけ、イけよ・・・はーっ、ん、んぅ・・・」

「ひっ!?アァッ!?あっ、あ、あ、牙ぁ・・・んぁ、ッーーーーーー!」

耳元で聞こえるスバルくんの溶けるような甘い声。
それに鼻を擽る甘い血の匂いに我慢出来なくて、肩に思いっきり牙を突き立てる。
ぶつっと肌を突き破りす血を吸えば、口内に溢れる溶けるような甘い血。
嘘でしょ?男でも、処女を奪われれば変わるんだ。凄い甘くて、でもしつこく喉に張り付かない甘さ。
凄い、美味しい。スバルくんの変わった血、俺好みなんだけど・・・
身体を小刻みに痙攣させ、スバルくんは声も出せずにイって欲を吐き出す。
でも、止まることを知らない機械にスバルくんは翻弄されていた。

「あぁ、アッ!あ、あ、あっ、止めろ、んぁ!ヒッ、ア、アッ、コウ・・・んぁ、あぁあ!」

「ん、んぅ・・・はぁ・・・んー?ダメ・・・スバルくんの本心聞くまで、このままね?俺のこれ、あげない。」

牙を抜いて、口端に垂れた血を舐める。
尻を掴んで左右に押し広げ、自身を擦り付けた。
いい機会だし、理性が飛びそうな今なら本心が聞けるかな?
後孔がヒクヒク疼き、俺のを欲しそうにぱっくりと口を開いていた。
自身が擦れる度にスバルくんはビクッと大袈裟に反応をする。
そんな刺激がもどかしいのか、スバルくんいやらしく腰を揺らす。

「腰動いてる。そんなに俺の欲しいの?」

「っ、ちげぇ・・・ぁ、うぁ、アッ・・・も、止めろっ・・・ア、アッ、これ、やべぇ・・・ひぁ、あっ!」

「じゃあ言ってよ。俺はちゃんと、スバルくんへの気持ち言ったよ?」

どうしても聞きたかった。
これが俺だけの一方通行とか、嫌だから。
ローターの強さを弱にして、自身の先端だけを挿れた。
きゅっと後孔を締め付けて俺の方を向いた。
涙が頬に伝い、蒸気した肌を滑る。
浅い所で動してるだけじゃイけるわけがないよね?
腰を揺らして、スバルくんは俺のをもっと奥に挿れようとする。
スバルくんの腰を掴み、動かせないように固定する。

「ねぇ、スバルくん。いくら俺の右目の力があるからって、いつも読んでくれるとは限らないよ?」

右目の力を、今は使ってない。
だから俺の両目は青い瞳のはずだ。
こうなれば考えてる言葉なんて聞こえない。
スバルくんの口から聞かなければ、何もわからない。
言ってほしいけど、スバルくんって恥ずかしがり屋だし頑固だから無理かなぁ。
口噤んじゃってるしシーツに顔を埋めてるから、厳しいかな。
仕方なく右目の力を使おうとした時、聞こえたんだ。

「っ・・・も・・・ぁ、っ・・・き、だ・・・」

「えっ・・・?」

スバルくんの掻き消えそうな程小さな声が聞こえた。
喘ぎ声に混じってたけど、何か聞こえた。

「だ、から・・・っ・・・お、れも・・・コウの、事・・・好き・・・かも、しれねぇ・・・」

「・・・スバルくん。」

「ッ、これでいっ、あぁああっ!?」

シーツに顔を埋めていたけど、髪から覗く耳が真っ赤のなっていた。
心の底から出た言葉だと言うのは、それだけで分かる。
多分、俺と同じで行為の最中に気づいたんだと思うけど、それでも嬉しかった。
だから思わず、腰を押さえつけて自身を一気に奥まで押し込んだ。

「バ、カ・・・あぁ、あっ・・・ナカ、入って、んの・・・んぁ、あぁ、抜け・・・」

「はぁ、んっ・・・無理っ、このまま、イかせて・・・ぁ、それに、俺にも当たって、気持ちいいんだよ。」
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