リクエストの空間A

□"プレゼント"にはご用心
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まさか、スバルくんとこんな事になるなんて思わなかったなぁ。
思いがけない目の前の光景に、生唾を飲み込んだ。
送られてきた変な花束の匂いのせいで、身体の内側から熱が生まれる。
下半身に一気に熱が集まり、ズボンを押し上げ苦しくなる。
だけど今、この屋敷には俺とスバルくんしかいない。
我慢出来ない熱さと下半身に集まる熱に、俺達は不可抗力で手を伸ばす。
ベルトを外してズボンを下着ごとズラせば、ビクビクと脈打ち、赤黒く血管が浮き出た自身が顔を出す。
いくら変な花の香りのせいとは言え、ここまで勃つなんて事は初めてだよ。
スバルくんも同じようにズボンをズラせば、俺と同じように脈打つ自身が見えた。
顔に似合わず大きいねぇ。そんな考えは一瞬で消えて、お互いの自身を合わせて上下に扱く。

「っ、ぁ・・・は、ぁ・・・」

不可抗力とはいえ、これはちょっとヤバイ、かも?
さっきから目の前にいるスバルくんに俺、興奮してる。
だって、普段クールなスバルくんが頬を赤く染めてるんだよ?
呼吸も荒くなってるし、涙目だし・・・ビクビク腰と太腿が小刻みに震えてて可愛い。
最初は一緒に扱いてたけど、段々力が抜けて今は俺がスバルくんの手の上から扱いてる。
空いてる手はシーツを握り締めて、声が漏れないように唇を噛んで抑えてる。
そうやってる姿も凄いそそられるしイイんだけど、やっぱり俺としては甘い声を聞きたい。

「ねぇ、スバルくん?」

声をかければ、スバルくんは涙目で睨みつけるように俺に視線を向ける。
でもそんな潤んだ瞳で睨みつけられても怖くないんだよねぇ。
寧ろ、もっとそういう表情をさせたくなる。

「ふ、ぁ・・・っ、んだよ・・・」

「んー?声・・・っ、はぁ・・・出しなよ・・・ヤってても、つまらないんだよねぇ・・・ほ、らっ!」

まぁ、つまらないのは嘘。本当は凄い楽しくてしょうがない。
だけどやっぱり、クールなスバルくんが乱れる姿と甘い声が聞きたい。
自身同士を擦り合わせ、上下に激しく扱く。
スバルくん自身の先端に爪を立て、ぐりぐりと指の腹で押す。
その刺激にスバルくんは目を見開き、息を詰めてビクビクと腰を仰け反らせる。

「ひ、ぁぐっ・・・コ、ウ・・・それ、やめっ!」

「ふふっ。こうでもしないとスバルくん、声出さなそうだしさぁ?ほら、イイんでしょ?出せよ、声!」

先端を弄りながら、激しく自分のも扱く。
腰を一緒に動かせば、まるで挿れてる感覚に近くなる。
催淫効果で昂られた身体はすぐに限界がくる。
浅い呼吸が多くなり、手の中の熱い塊は熱を吐き出したいのか先走りが溢れている。
スバルの甘い声とぐちゃぐちゃと淫猥な水音が部屋に響く。
視覚と聴覚からも犯されているようで、我慢なんて出来ない。

「ぁ、あっ・・・コ、ゥ・・・ッ、あぁ、あっ!ンァ、あぅ、ヒッ、やめっ・・・コウ、離せっ、イく・・・ッ!」

「は、ははっ・・・あのスバルくんがこーんな可愛い声出すなんて、面白いなぁ・・・っ、ぁ・・・俺も、ヤバイ・・・ッ、イく・・・」

両目を閉じて腰を浮かせたスバルくんは、シーツをぎゅうっと握り締めてイく。
声を抑える事を忘れたのか甘い声を上げる。瞳に溜まった涙が溢れ頬を濡らす。
その表情にぞくぞくと快感が背筋を走って、絶頂に一気に持っていかれた。
自身から手を離せば、ビクビクと欲を吐き出し俺の手とスバルくんの手を汚す。
スバルくんは横になってるからお腹まで汚れちゃったけど・・・
でも、着ている黒のインナーに白が飛び散って、凄いやらしい。
すっと熱が冷めたかと思ったけど、新しい熱が生まれ、治まる事なく自身はまた硬くなる。

「ははっ、これ・・・治まらないんだけど・・・ね、スバルく・・・っ・・・」

「はぁ、はっ・・・ぁ、コウ・・・まだ、あちぃ・・・」

目線を上げて苦笑いを浮かべれば、恍惚とした表情で余韻に浸っているスバルくんが目に入った。
虚ろな瞳で涙が頬を濡らし、薄く開いた口から熱い吐息を吐いて息を整えている。
細く綺麗な白髪から覗く血のように赤い瞳が俺を捉えて離さない。
スバルくんも同じなのか、吐き出したはずなのにまた硬く勃っていた。
見たことのない表情に、俺の中でナニかがブツッと音を立てて切れる。

「・・・・・は、ははっ・・・」

「コ、ウ・・・?」

まさかこんな風に思うなんて思ってもみなかったよ。
敵対していた逆巻のヴァンパイアに、しかもスバルくんにこうやって興味を持つなんてねぇ?
普段と違う表情を見ただけなのに、もっと見たくなるなんて・・・
スバルくんを内側から犯したら、どんな表情でどんな声で啼いてくれるのかな?
俺はそんな想像をしながら、くすっと声を漏らしてスバルのズボンを脱がす。
ビックリしてズボンを掴もうとするより早く、ベット下に投げ捨てる。

「っ・・・!?お、い!コウ!何す、っあ!?やめっ、おい・・・コ、ウ・・・!」

「俺、スバルくんの色々な表情が見たい。」

「なっ・・・」

あぁ。その表情、いいね。
怯えるような、だけどどこか薬のせいとは言え期待しているような顔。
いやらしく勃ちあがった自身の裏筋に指を這わせれば、ビクッと身体を跳ねさせる。
そのまま後孔に滑らせれば、吐き出したのが後ろまで垂れていた。
それに催淫効果のおかげなのか、慣らしてもいないのにパクパクと口を開けていた。

「ねぇ、ココは期待してるみたいだよ?上の口は素直じゃないのに、下の口はこんなに素直だねぇ。」

「っ、ぁ・・・やっ、指挿れん、な・・・ぁ、アッ・・・うぁ、っ・・・」

逃げようとしてるけど、イった余韻で力が抜けてるのか隙が多いよ?
入口をなぞれば、ガクンと力が抜けてスバルくんの身体はベットに沈む。
そっと指先を挿れれば、きゅっとナカが指を締め付ける。
このナカに挿れたら、どれだけ気持ちいいんだろう。
ぐりっと指を回して、慣らしながらイイ所を探る。

「ん、んぅ・・・ふ、ぁ・・・ヒッ、ぁ!?」

「・・・んー?もしかして、ココ?」

「ぁあっ、アッ!んぁ、やめっ・・・ひ、ぅ・・・んんっ!」

ナカを弄っていれば、ぷくっと膨らんだ所に指が掠った。
その瞬間、きゅっとナカが締まり、弓形に背中を逸らして目を見開く。
涙が頬を伝い、自分の口を押さえて声を抑えようとする。
声が聞きたいのに、塞がれてちゃ意味がないでしょ?
スバルくんの手首を掴んで、無理矢理引き剥がす。
力の抜けた手を口から離させるなんて簡単だった。

「スバルくんさぁ、それ逆効果・・・俺の事煽ってるよ・・・ほら、キモチイイなら素直に言えよ。」

「ひっ、やめっ・・・コ、うぁあっ!ア、アッ・・・ひ、ぅアッ・・・」

「素直にキモチイイって声に出して言えば、今よりもっと気持ち良くなるよ。」

指を増やして反応が良かった箇所だけを責めた。
面白いくらいに身体をガクガクと震わせる。
気持ち良さそうに声を出してるくせに、絶対に"気持ちいい"って言わない。
これでも言わないなんて、強情だよねぇ。じゃあ、焦らして自分から言わせるしかないか。
でも、そんな素直じゃないスバルくんも、俺は楽しくていいけどね?
そういう強情じゃないのを崩すのが、凄い楽しいんだよ。

「うぁ、あっ!や、ぁあっ・・・イ、くっ・・・ひぁ、あっ・・・・っぁ?」

「んー?どうしたの?」

「ぁ、うっ・・・な、んで・・・あ、んっ・・・ふぁ、あ、コウ・・・なんでぇ・・・」

イきそうになった時、わざと指を抜いて浅い所を弄る。
くぱっと左右に後孔を開けば、ナカはヒクヒクと誘うように動いていた。
うわ、エロイんだけど。スバルくんって何も知らなそうに見えて、凄いやらしい身体してるよね。
調教して俺好みにすれば、もっと色んな表情を見せてくれそう。

「イきたい?でもね、俺、スバルくんの口から聞きたいなぁ。"気持ち良くして、イかせてください。"って・・・」

「なっ・・・んな事言えるわけっ、あぐっ!あ、あっ!」

後ろまで垂れた先走りで濡れた指を舐めながら言う。
だけどそれをスバルくんが了承するわけがない。
それを分かってる俺は、言葉の途中で有無を言わさずぐっと奥まで指を挿れる。
左右に割り開くように根元まで挿れた指を激しく動かす。
腰と太腿がビクビク震えて、シーツを思いっきり掴んでる。

「ほら、言わないとイかせないよ?」

「ぁ、あっ・・・コ、ウ・・・」

「ははっ、スバルくんのココ、もうパンパンじゃん。吐き出したくて仕方ないんだ。下の口はもう素直なのに、上の口は素直じゃないねぇ。」

蛇口が壊れた水道のように、熱く反り勃った自身の蜜口からはダラダラとだらしなく先走りを零す。
焦らされた自身は早く熱を吐き出したいのかお腹まで付きそうなくらいに反っていた。
指を抜けば、ソコはヒクヒクと収縮を繰り返し、ナカに欲しいと俺を誘うように口を開いている。
それなのにスバルくんはそっぽを向いて言おうとしない。
俺もそろそろ限界なんだけどなぁ。
スバルくんが何を思ってるのか覗いてやろうかと思った。
息を整えようとしている姿を見つめ、右目の力を使う。
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