幻の人形使い
□3.その木を紅く染めるには
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─葵side─
葵『あ~、スッキリした』
金髪とやまぶき色(?)の間ぐらいの髪の毛を拭きながら口にする。
(ミウト君か…いい名前してるじゃない)
パジャマに着替えて自分の部屋に向かう。
そしてボクは布を取り出しモデルとなるイラストを取り出した。
ボクの職業は人形使い(召喚術師)
その戦いで使う人形を作らなければならない。
ここが召喚術師との違いである
針の穴に糸を通しぬいはじめた。
ミウトside
あ、そうだった
と、思いついた事。それはトリップする前に聞けなかった事…
ミウト『レイカ…』
『何』と食器を洗いながら返事をしてくれた。
『本職とサブ職業の違いを聞きたいです』
レイカは洗っていた食器を置き席についた。
レイカ『綺麗に言うと、本職の方が戦闘力は高い。
詳しく言うと2つ職業を持つと少し戦闘力が落ちる。でも、2つ出来る。
1つだけだと、戦闘力は高いけど少々複雑になるの…
だから私は2つの職業を持つと良いと思うわ』
ミウト『そういう違いがあるんッスね』
レイカは席を立ち再び戻った。
レイカ『葵君、呼んで来てくれない?』
葵君への晩御飯ができたそうだ。
お風呂からは上がって2階にいるそうだ。
ミウト『はーい』
私は席を外し葵君のいる2階に向かった。
部屋のドアはしまっていた。
(入りづらっ)
電気は何もついていなくて部屋の中も真っ暗だ。何とも入りづらい…
その時だった。
ドアについていた窓から青い光が漏れた。
コンコン…
返事はない。中にいるのは わかっているので、ドアを開けた。
青い光は葵君の近くから放たれていた。遠くからはよく見えなかった。
…
……
葵『何?』
葵君はこちらに顔を向けた。
冷めた目で こちらをじーっと見つめていた。
葵『ねぇ、何。早く、用件は?』
ミウト『ぇ!?』
私は驚いた。
その青色の光はなんと葵君の目から放たれていたのだ。
葵『…ボクの事ずっと見つめてるけど、なんか付いてる』
私とは正反対の冷静さ。
葵『…気持ち悪ッ!!!』
ミウト『だって、目…目が』
葵『…』
じーっと私の目を見てきた。
さっき気持ち悪いって言ったくせに…
葵『なんだ…晩御飯か。そのくらい言ってくれればいいのに』
ぇ、
えー!!!
なんでわかるのさッ
後書き…
葵君は物凄い能力の持ち主なのでしょうか
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