* 【あなたの】卯の時を迎えるまで【そばに】
□episode1 今まで。そしてこれから。
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『どうしよう、大丈夫かな?・・何か心配になってきた・・・』
彩「何言ってるんですか花さん!今日の花さんはねえさん達に負けないくらい綺麗ですよ!!」
そんな会話をしながら歩く2つの影。
少し背の高い方はは豪華な着物にきらびやかな簪を頭に差しながらも自信なさげに歩いている。
背の低いは先程の女にはかなわないが、十分きらびやかな格好をして背の高い女を励ますようにして話しかけている。
『多分ね。私が思うに化粧なんかじゃ隠しきれてない物が私にはあって―』
彩「そんなネガティブ過ぎやしませんか?ねえさん多分今までで1番化けてますよ(笑)」
『化けてるとか・・・・まぁ綺麗ってことみたいだし一応褒め言葉として受け取っておくわ』
彩「ほめてますよん♬正直ねえさんに惚れ直しました!」
そんな2人に従者と思われる少女を引き連れた眩しいほどの宝飾品を身に付けた美しい女性が声をかけた。
桃「何やってるのー?おそいじゃなーい!!」
『「すみません!!桃さん!!」」』