星の名前・エピソード
□春の星座
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うしかい座 牛飼座
全天四位の輝星アルクトゥルスを主星にもつ
うしかい座に属する星
α(アルファ) アルクトゥルス
Arcturus 「熊の番人」
β(ベータ) ネッカル
Nekkar 「牧人」
γ(ガンマ) セギヌス/ハリス
Haris 「北の番兵」
δ(デルタ)
ε(エプシロン) イザル/プルケリマ
Izar 「腰」
(またはミラク・ミンタカ Mintaka・ミザル Mizar いずれも腰、腰帯という意味の呼び名)
pulcherrima 「もっとも美しいもの」
η(エータ) ムフリド
Mufride 「槍かつぎの槍」
θ(シータ) アセルスプリムス△
Astellus Primus△
μ(ミュー) アルカルロプス△
Al kalurops△
◎二匹の猟犬をつれて大熊を追う牛飼いの姿。
彼が追っているのはおおぐま座であり、
連れている猟犬はりょうけん座。
彼ら猟犬には
アステリオン Asterion 「輝く星」と
カーラ Chara 「かわいいもの、親愛なるもの」
という立派な名前もついている。
◎ホメロスの詩に現れる歴史ある星座
紀元前九世紀頃、ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の中に、
「沈むに遅きボーテス…」と詠われている。
かなり古くからあった星座だったようである。
◎伝説
・ゼウスの恋人カリストの息子の猟師アルカス
・ティタノマキア(ティーターノマキアー)で敗れ、天を担ぐティタン(ティーターン)族の巨人アトラス