星の名前・エピソード

□1等星以上の星
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うしかい座[牛飼座]α(アルファ)
学名:α Bootis

アルクトゥルス
Arcturus


<意味>
「熊の番人」[ギリシャ語由来・ラテン語化]


アルクトゥールス、アークトゥルス、アークトゥールス、アークツルスなどとも表記される

◎和名
麦星(ムギボシ)
麦熟れ星、麦刈り星

          (麦刈り入れ時6月に宵空の天頂近くに輝くため)(8)
五月雨星(サミダレボシ)
雨夜の星(アマイ(ヨ)ノホシ)

          (梅雨時の宵に輝くため)(8)
四丈星(ヨンジョウボシ)
          (手繰り網を四丈引いた頃昇るから)
カジガイボシ〔浜名湖畔の農村〕
          (意味は不明だが、灌漑用水の引き水の交代時間の目安にされていた。)(8)
魚島星(ウオジマボシ)〔高砂の方言〕
          (魚島とは魚の多い時季のこと。この頃昇るから)(8)
狗賓星(グヒンボシ)〔西美濃武儀郡洞戸村〕
          (狗賓とは天狗のこと。星の色が天狗の赤い顔のようだから)(8)
能登睨み(ノトネラミ)〔丹後竹野郡間人町〕
          (カペラこと能登星(東北にあたる能登半島の方向から登るため)を西北方からにらむように昇ってくることから)(8)

◎漢名
大角
          (青龍の角にあたる。二本ある角の、長く大きい方の角。
           ちなみにスピカはもう一本の角。
           また、天帝の座席という見方もある。)

《Data》
◎実視等級 −0.04等(1)
◎絶対等級 −0.3等
◎スペクトル型 K1.5Vpe(表面温度4300K(ケルビン)・橙色・巨星)(1)
◎距離 37光年(1)

おとめ座のスピカ、しし座β星のデネボラとともに春の大三角を成す、
うしかい座の主星であり、春の宵に一際目立つオレンジ色の星である。
恒星の中では四番目の明るさ(地球から見て・太陽除く)
◎夫婦星
春の彦星として、おとめ座の主星スピカとは夫婦星。
(アルタイルとヴェガと同じように夫婦星とされている。春の夫婦星という。)


《うしかい座に属する星たちの固有名》

α(アルファ) アルクトゥルス
β(ベータ) ネッカル
γ(ガンマ) セギヌス/ハリス
ε(エプシロン) イザル/ミラク/プルケリマ
η(エータ) ムフリド

うしかい座

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