09/13の日記

12:31
獄誕!
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カチコチカチコチカチコチ…
耳障りな時計の音が頭の中を反響して眠れない。時刻は間もなく24時を指そうとしていた。

今日は獄寺の誕生日だ。

しかし、恋人である山本は生憎の仕事。9月9日はもう終わってしまう…

「……バカ野郎」
布団から起き上がり膝を抱えてポツリと呟いた。
ーーヤバい、泣く。
そう思った瞬間、背中に熱が伝わり、前に回された力強い腕に腕ごと抱きしめられた。

「ごめんな…、遅くなっちまって…」

耳に届いたのはいつものあいつの声。だけど、少し掠れていた。仕事が終わって急いで帰ってきてくれたんだろうか…

ふと時計を見ればまだ辛うじて24時には満たなかった…

「おせぇよ、馬鹿」
「うん。ごめん…」


ーーー誕生日おめでとう。

カチッと秒針が重なった。


(生まれて来てくれてありがとう)
(愛してるをその言葉に詰め込んだ)





ーーー
少しリハビリが必要なようです(泣)

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