02/03の日記
11：17
雨雪
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雨が降る。
パラパラと霧雨のように降ってきた雨はやがて激しさを増し、だんだんと雪になってきた。
そう言えば、今夜あたり雪が降ると言っていたような気がする…。
獄寺は真っ赤になり冷たくなった手に、はぁ…と息を吐きそんな事を思う。
深々と降る白い白い淡雪。静まり返った夜に、ひとり寂しさを感じた…
ーー今夜は一段と冷え込みそうだ…
家に帰り扉を開ければ奥から足音がこちらに近付いてくる。タオルを持った山本は獄寺の姿を見るなりに仕方ないと言ったようにフッと笑いタオルを広げて獄寺の体を抱き締めるように包み込んだ。
タオル越しに感じる山本の熱に獄寺は不覚にも泣きそうになったのだった
†end†
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