11/28の日記
10:01
誰もいない教室で。
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誰もいなくなった放課後の教室。
辺りは藍色に染まり始めていて、部活動も終わりを告げる鐘が鳴った。
その音に反応し机に伏せていた銀髪の少年が目を擦りながら起き上がった。
目を瞬かせて窓を見やる。暗くなった空を確認し「真っ暗じゃねぇか」とまた机に突っ伏した。
その時。
「あ!獄寺みっけ!」
教室の扉が開き少年の名を呼ぶ黒髪短髪の少年がいた。
獄寺は「山本…」と呟き怪訝そうに山本を見やる。山本はそんな獄寺を気にはせずゆっくりと歩を進めてきた。ガタリと音をたて立ち上がる獄寺。
「靴あったからさ。一緒に帰ろうと思って」
そう言って笑う山本に獄寺は目を細めた。少しずつジリジリと後ろに下がる。
そんな獄寺を知ってか知らずか。山本は歩を一層早め素早く獄寺の手を取った。
「ほら。もう暗いし帰ろうぜ」
「おい!ちょっ…、」
そのまま手を引かれながら教室を出た。顔を上げ前にいる山本の背中を見つめる
何故か胸が締め付けられるような想いが込み上げ、掴まれた手を握り返した。
藍色に染まる空に金銀の星くずが瞬いた。
†end†
ちょっと(いっぱい?
わからない小説になりました;
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