番外編等等…

□お、お前、近すぎ!
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*照れ屋な彼のセリフ
お、お前、近すぎ!


ジリリリリリリ‥


耳につく独特の電子音に、眠い身体を無理矢理起こして目覚まし時計を止める


のろのろとベッドから起き上がり、

アイロン掛けされ、皺のない制服にゆっくりと袖を通す


「ふぁあー‥」


一つ欠伸と伸びをして、顔を洗い、ダイニングへと向かう


甘い牛乳をなるだけスプーンに掬わないようにシリアルだけ掬い、後から牛乳だけを一気に飲み干す

長年やってきた、自分独特の食べ方


最後に鏡の前でチェックし、鞄の中もチェックして

準備完了


「いってきます」








いつものように、寝ぼすけな幼馴染を起こすために

彼の家を顔パスで入る


君の為に、いつも少しだけ早起きしてるなんて

君は知ってるの?


「……幸せそうな顔、してる」


何ノンキに寝てるのよ


なんて、いつもなら言って起こすのに

今日はなんとなく、この寝顔を見ていたい


「…」


でも、遅刻する

それはヤバイ


「起きなよ、幸次郎」

「…スー、…」


いつものことだけど、さすがにイライラしてくる


「…こぉじろー、起きて?」

「ふわぁあ?!」


耳元で甘い声

一番彼に効く


「おはよう、寝ぼすけさん」




毎朝、幼馴染が俺を起こしにくる

お陰で遅刻は今のところゼロ


だけど、起こし方が異常だ


耳元で甘い声なんか出されたら…


それに目の前でにこっ と微笑まれるし


「お、お前、近すぎ!」

「? いつものことでしょーが」






(いつものことだから、毎回心臓に悪いんだよ)

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初敵校キャラ。
幸次郎って名前かっこいいとおもう。
名前変換ないー ってか源田じゃないーー;;


お題確かに恋だった
照れ屋な彼のセリフ
 

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