夜空の物語〜sora's stories〜 2
□標的:32初対面?
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五 初対面?
◆ 招待客と招待者。
なかよく会話は弾み、食事も進む。
海「…夜空」
『なに?』
時計を指差す海斗。時計を見、ハッとする夜空。
『ぁ……迎え、行かなきゃ;』
聖「えー…あんなヤツ、ほかっとけよ。
ガキじゃねぇんだし。」
文句を言う聖司にかまわず、夜空は席を立ち、出かける準備をする。
山「ん?」
リ「何処行くんだ?」
招待客達は、全員首を傾げている。
聖「生意気なボーズを迎えに行くんだ。」
『ちょっとせーくん?!
いくらせーくんでも、悠を馬鹿にするのは許さないよ?』
チャキッと音がすれば、夜空はペンダントをフライピール(ロッド)に変えていた。
ア「夜空、家ではやめなさい。」
梨「落ち着きなさいよ、夜空。」
聖司を睨み、
『もういいっ!一人で行くから!!!』
聖「ぇ?ま、待てよ、おまっ一人じゃ事故るって!!」
慌ただしく出ていった夜空と聖司を、溜め息混じりに見つめる海斗に
梨「いい加減、妹離れしなさいよ。」
海「うっ、うっさい!」
いつものことのようで、アラン達は、構わず食事を続けていた。