小説2

□朧月 〜2日後〜
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6年という時間を埋めるのに
何度きみを抱いても

足りない





【朧月 -2 days later-】





「ぁっ……ああ…んっ!!」


服越しに性器が擦れ合ったまま
カガリの乳房を存分に吸い上げる。





・・・一昨日の夜、初めてカガリと結ばれた。


そのまま眠って夜明けを迎え、
昨夜のことが本当かどうか確かめるために二度愛し合った。


カガリを学校へと送り出し、
俺はベッドにぼうっと横たわったまま全く動けなかった。
体力的なことではない。

積年の想いを遂げた反動は、そうとうなものだった。
一生この手で抱くことはないと思っていたのだから。
今までの苦しみと今の幸せのギャップが激しすぎて、簡単には順応できなかった。


その日の夕方は、カガリのお母さんが出張から早く帰って来ていたから
おとなしく家に帰した。
触れたくて触れたくて…
もう窓からベランダを越えてカガリの部屋まで行ってしまいたいほどだった。


そして今朝。
「駅まで一緒に行こ!」と迎えに来てくれたカガリを、玄関で抱きしめるだけのつもりだったのに止まらなくなってしまった。
つい下半身をまさぐって、息が上がって、その場で後ろから挿入した。


敏感に反応して甘い声を出してくれるカガリが
可愛くて仕方ない・・

もう気がおかしくなりそうなくらいに――――




「…今日は、おばさん遅いの?」

「ひゃぁ……あッ、く、9時くらい…」


学校から帰ってきたカガリを、制服のままベッドに座らせてキスから始まった。

横に並んで座っていては下半身の密着度が足りなくなってきて…
カガリの脚を広げて俺の腿の上に座らせる。


固く主張した雄が衣類を隔てて、この後挿れるところにぴったりと密着した。







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