小説1

□となりに眠る。U
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「……ん…っふぁ……」


甘い空気の漂う、アスランの部屋。
ベッドに座り、昼間から深いキスを交わす男女がいた。


アスランは抱き締めている腕の力を強め、カガリの背中を手のひらでなぞって
キスに没頭している。
カガリはアスランの舌に翻弄されながらも、必死でしがみつく。


アスランの熱い口付けが…この先に行き着く行為を示していた。



いつもこんな風に、アスランがカガリを求める衝動を抑えきれず、
そんな気持ちを伝えるかのようなキスと愛撫から始まる。

・・それは今日も例外ではなく。



自分の舌の動きに、敏感に反応してくれるカガリの可愛さがたまらなくなり
アスランは早々にカガリの身体をベッドに押し倒した。

「あ…」


唇を離し、次はカガリの滑らかな首すじを味わう。

「や、アス…だめ…」


アスランの唇は下へ下へと降りて。


「ごめん…っ…今日は……!!」


カガリは困ったように、アスランの身体を押し離した。
いつもなら…だめとか言いながらも受け入れてくれるのに…。


「カガリ…?」

「ご、ごめん、アスラン…。今日は…ちょっと…」

「どうして?」

アスランは腕を立てて覆いかぶさったまま、カガリの顔を覗き込んだ。


「なんか、今日…調子悪いんだ。朝から気持ち悪くて…」





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