小説1

□巡査部長イザーク・ジュール番外編W
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それは、俺が幾度となく聞いてきた相棒のエロエロボイスだった。


もう一台のパトカーからだと!?
ちょっと待てアスランンンンンンーーー!!




『最後までって…!だめだよっ…』

『だって2日もメンデルに出張してたから…カガリを愛したくて仕方ないんだ…』


ああ、そうだ!コイツ2日も家に帰ってないんだ!
そんなときはこうなることも容易に予想できたはずなのに、俺は失念していた!

まさか仮眠に行ったと見せかけて嫁をパトカーに連れ込んでコトに及んでいたとは…っっ!!



『だから、家に帰ってから…、ああっ…!!』

『はぁ…っ…カガリのここ…イイんだよな…』


ああああ、だから家に帰ってからやれーー!!貴様ら結婚してるだろうがーーーっっ!!


『俺の、もうこんなだよ…ほら。早く挿れたい…っ…』



ぐおおおおお嫌だそれだけは勘弁してくれーーーーーー



「おいこらアスラァァン!!やめろ!思いとどまれーーーーーっ」


『アスラン、なにか、声が…』


おっ、こっちの声は通っているのか!?
チャンスだ、アスランに通信を切られる前に!!!


「事件だ!!拳銃を持った立てこもり事件だぞ!!そんなことやってないで早く来やがれ!!!!」

『…イザークか?』


俺は手短に現時点での概要を伝えた。
すると、意外にもすんなり承諾の返事がかえってきた。怒りを抑えたような声色で。


『…分かった、このまま現場へ急行する』


ブオン!ギュルルルル!!
勢いのあるエンジン音と、タイヤが地面を擦れる音。
アスランのパトカーは急発進した。


『きゃ…っ』

『カガリ、俺のを掴んでおいてくれ…!』


おっ…おれの!?
俺のって、まさかアレのことか!?

普通はグリップに掴まれだろうがあああああーーー!!






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