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□あれからどうなった?
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そんなやり取りを行っている間にも、その人影は徐々に近付いて来る。
どうやら、人数は五人のようだ。
しかし……その内の一人の姿を確認すると、レグルスの顔色が変わった。
「れ……レグルス?」
「ま…まさか……!!」
「お、おい!!」
ついにレグルスは、その人物に向かって駆け出した。
「久し振り……と言うべきか?レグルス……」
その人物は、とても静かな雰囲気と小宇宙を纏った男性だった。
そして、駆け寄って来るレグルスに向かって穏やかな笑みを浮かべている。
「やっぱり……!!」
レグルスの目頭に、うっすらと涙が浮かぶ。
そして、レグルスは抱きつき言った。
「会いたかった……父さん……!!」
「「ええーーー!!?」」
晴れ渡る聖域の空の下、二人の絶叫が響き渡った。
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