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□あれからどうなった?
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先代の黄金聖闘士達が復活して数日後のある日―――





「待てレグルスー!貴鬼ー!」
「オイラそう簡単に捕まらないぞ!!」
「こっちだテンマ!!」


場所は白羊宮前、テンマとレグルスは仕事で聖域を離れているムウに代わって貴鬼の面倒を見ていた。


因みに、今は鬼ごっこをやっている最中だ。


「鬼さんこちらー♪」
「捕まえ…って、うわ!?」

テンマが貴鬼を捕まえようとした瞬間、貴鬼はテレポートで目の前からパッと姿を消した。


お陰で、テンマは勢い余って前のめりに倒れてしまった。



「えへへ、引っかかった〜」
「き…貴鬼!!テレポートは反則だろ!?」
起き上がったテンマは貴鬼を捕まえようと躍起になる。
「テンマ〜!!俺もいる事忘れてないか〜?」
二人から少し離れた場所でレグルスが手を振る。

「だ…だって、レグルスすぐ逃げるから捕まらないんだよ!!」
テンマはレグルスに向かって言った。
「今のうちー!!」

その一瞬の隙に貴鬼は脱兎の如く逃げ出した。

「あ!!待て貴鬼ー!!」
「ちぇ…つまんないの……」
レグルスはそう呟くと頬を膨らませる。
「……あれ?」

しかし、遠くから此方に向かってくる人影を発見した。

「テンマ、貴鬼!!誰か来るみたいだぞ?」
レグルスは二人に追いつくと、人影を指差した。
「本当だ……誰だ?」
「オイラに聞かれても……」
テンマと貴鬼は互いに首を傾げる。



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