AceCombat

□into the Firework.
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思っていたよりも酷くはない。


軍隊はこんなものだろう。

守るべき規律がある。

護るべき国がある。

彼らの翼には、あまりに多くの荷物が乗っているのだ。

端から見ていると可哀想にも思えたことがある。

しかし、それを彼らは選んだのだ。

何もない選択肢の中から、それを選んだのだ。






そう、俺が傭兵を選んだように。









『連合軍総合作戦本部より入電!"連合軍航空戦力、既にその40%を損失"』

空の青さを埋めるような戦闘機の数。
追われるパイロットの悲鳴と狩るパイロットの歓声が混ざり合う。

「電波障害が酷いな」

耳を塞ぎたくなるような雑音が混じり、顔をしかめた。

「通信を切りたくなる」


『ガルム1、冗談は終わりだ。どうやって入る?』


「ダイブする。それからは別々に金稼ぎするぞ。ガルム2」


『了解っ!』



太陽をバックにして、背面から円卓へとダイブする。








『花火の中に突っ込むぞ!』




pixyの声がやけに遠くで聞こえた。
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