拍手有難う御座います!
以下、拍手御礼文になってます。
※囚人Pの『囚人』と『紙飛行機』を元に管理人独自の判断と妄想で話を綴っています。
原曲からあまり外れた話にはしないつもりですが、
曲への自分のイメージを壊したくない方、バッドエンドの嫌いな方はお逃げ下さい!
このサイトの機能面の問題で今までの囚人・紙飛行機の話を移しました。
前回の話の続きとなっておりますので、初めての方はこちら↓を先にお読み下さい。
《囚人・紙飛行機》
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viewpoint:RIN
昨日はよく眠れなかった。
たまにくる病気の辛さとか、不安とかではなく明日という日が楽しみ過ぎて。
こんな気持ちは母が生きていた時以来感じていなかった。
朝、いつもと同じ時間に看護婦さんが検温に来た。
その後は食事をとって、それも終わると私の監視が緩む時間帯が出来る。
そこを狙ってリンは着替えた、勿論お気に入りのワンピースに。
桃色のショールを引っ掛けて、あの帽子を被る。
廊下を見渡して看護婦さんやお医者さんが居ないのを確認、そそくさと特別病棟なんてから抜け出した。
普段は何も感じない白い清楚な廊下無駄に長く感じる。
早く、早く行かなきゃ…。
せっかく“また明日”って言ってくれた子が、私に、そう言ってくれた人が居るのに。
急いでいるのに遅いこの脚を叩く。
早く行かなきゃあの子が居なくなっちゃう気がして、私は一回も休まずに昨日と同じ場所へと辿り着いた。
「はぁ…はぁ…」
い、ない…?
周りをキョロキョロ見渡すが人影すら見えない。
嗚呼、私ってば何をしているの…。
私なんかを待つ人が居るわけ無いじゃない。
冷静になってドッと疲れが出た。
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