03/24の日記

01:37
悪ノSS
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きゃほーい☆

現在私のケータイは、ミクモバで購入した悪ノのケータイアレンジになっております!
わーぃw
ヤバいカッコイイよぉ!

奇跡的にナイスタイミングで電話も来てコール画面も見れたし(^w^)

というか
電話が来なかったら危うく明日、学校に自重しない黄色い爪で行くとこでした(汗
危ない危ない…。

気付かせてくれてホントありがとうです!(←私信

さて、そしてそんな悪ノに染められたケータイで悪ノSSに初挑戦しようかと!

多分色々可笑しいかもです。
どぞ↓



◇◇◇


「貴女のやり方は間違っている…!」

男の悲痛な、哀れともとれる声だけが広間に響く。
しばしの沈黙の後、コトンと台にグラスが置かれた。

「それで?」

鈴とした、何にも屈しない彼女の声が発せられると男は愕然としたらしい。
肩をわなわなと震わせて、いきなり立ち上がった。

「それで、とはなんだ!私の話を聞いていたのか!?」

「聞いてたわよ。家畜が全て死んでしまったのでしょ?だったら、国外から輸入するなりなんなりすればいいじゃない。何故私に言うの?」

「貴様…!」

その言葉に彼女の整った眉がピクリと反応した。
それから、先程まで無表情な口元が不敵に上がる。
それをいち早く見付けて、僕は静かに目を閉じた。

こうなっては誰も止められないんだ。
それに彼女は…王女は悪気などないのだから、責めるならずさんな政治を行っている家臣たちだろうに。

「“貴様”?愚民の分際で私に楯突く気?」

「身分など関係ない!お前は人とし…ッ!?」

それ以上先は言わせない。
王女は…リンは悪くないんだから。リンを侮辱する奴は敵だ。

「あーぁ、レンってば」

ドシャと鈍い音を立てて男が倒れる。

「申し訳ありません」

「ま、直ぐ片付けるよう頼むつもりだったから。いいわよ」

王女はまた無表情に戻って玉座に座り直した。


昔はどちらかというと表情豊かだったよな。
下っ端に掃除を言い付けながらリンを見やる。

その王女の瞳は真っ直ぐ前を見ている…けれど、本当はどこも見ちゃいない。
人形のような瞳だった。


ただ、1日に一回だけ。
王女が、少女に戻る時間がある。

ゴーン…ゴーン…ゴーン…

「あら、おやつの時間だわ」

リンの表情がパァアと見るからに明るくなった。
それからガタンと玉座を立ち上がり、僕の元まで駆けてくる。

「レン、おやつの時間よ。今日のおやつは何?」

急に年相応の笑顔を見せてくれるリンが愛おしい、優しくリンの手を引いてエスコートしながら彼女の自室を目指す。

「今日のおやつはブリオッシュだよ」

「本当!?嬉しいわ!私、レンのブリオッシュ大好き!」

そう言ってリンは一番可愛い笑顔になる。僕も幸せな気分になって微笑み返す。



君のその笑顔を守る為ならば、僕は悪にだってなってやる。

だから僕から離れないで、君はそこで笑っていて?


僕は君の騎士(ナイト)だから。


◇◇◇


はい。
レンの語り、みたいな悪ノSSでしたー。
書いてて思いました。
あれ?ブリオッシュってシェフが作ってんの?レンが作ってんの?
……レン特製って事で!

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