03/11の日記
09:32
レンリンSS《今直ぐplease》後編1
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先日の話の続きです。
てか…
あれ?小話で短いはずだって前に日記の初めで言ったハズなのに何故か長くなってるわ?
おかしいな…(∋_∈)
まぁ
いいや☆
今度はレン視点から!
◇◇◇
《今直ぐplease》後編
朝っぱらから台風の騒がしさで目が覚めてしまう程、酷い天気だった。
「うわ〜…。無理だなこりゃ」
昨日、超が付くほど御機嫌で帰って来たリンに「明日一緒に出掛けない?買いたい物があるの!」なんて誘われて軽くOK出していたのだが、お出掛けは不可能そうだ。
寝癖がついてしまってる髪を掻き上げながらベットから起きる。
いつもより早い時間だけど、メイコ姉辺りは起きてるだろう。
「はよー…」
「あらお早う、レン早いのね」
台所からひょっこり顔を出すメイコ姉は少し驚いたような顔をしていた。
それもそーか。俺起こされなきゃ起きない奴だから…、リンよりは自分で起きるけどな。
「うん。外うるさくて…」
「そーね」
「レン君お早う」
「…あ。ルカ姉も早いね…ってカイトもかよ」
メイコ姉とルカ姉は何となく予想はしていたがまさかカイトまで起きてると思わなかった。
思わずげぇっと言ってしまえば、カイトは酷い!なんて大袈裟なリアクションをする。
それが嫌なんだって何回言ったら判るんだ。
俺は朝に強くないからか、朝からテンション高いカイトを見ると苛々が募る。
「カイトじゃなくて、兄さんでしょレン!言ってごらん!さん、はいッ」
「くたばれ、糞兄貴」
「酷い!兄さんが可哀想だろ!」
カイトがよよよ…とソファーに埋もれる。
何が酷いもんか。
それに付き合わされてる俺のがよっぽど可哀想だよ。
溜め息混じりに椅子を引いて席に着けば、ルカ姉がカチャンと行儀の良い音と共にティーカップを置いた。
そして窓の方を見ながらふと呟く。
「台風らしいですよ」
「台風?この時期に?…ありがとメイコ姉」
メイコ姉が出してくれた朝食を受け取りながらルカ姉の呟きに質問する。
まあ、多分話掛けてくれたんだと思うけど……ルカ姉はたまに誰に話てるのか判りづらい。
「らしいわね。さっきテレビ点けたら台風の事ばっかりやってたわよ。あんまり同じ過ぎてつまらないから消しちゃったけど。レン見たかったら点けたら?」
メイコ姉から投げられたリモコンをキャッチしてテレビを起動させれば、言われた通りどの局も季節外れの台風についてだった。
ガリッと狐色のトーストをかじりながらリモコンを返す。
「ふぅん。本当だ」
嗚呼、やっぱり今日は家から出られそうにもない。
「だから、今日は休んでろって言われたんだ!」
復活の早い馬鹿がソファーから飛び上がって嬉しそうにする。
つーか仕事あったんだ?
食べ終えた食器を流しに持っていくと、ちょうど洗い物をしていたメイコ姉が頼んできた。
「あ、レン。ミクとリン起こしちゃって。いくら休日だからって、そろそろ起こさないと」
時計を見れば、確かにそろそろ起きた方が良さげな時間だ。
「あー…じゃ、起こしてくる」
******
コンコンとノックをするが、返事はない。
まぁ、だから起こしに来たわけだけど。
「ミク姉ぇー朝ぁー。入るよー…ぅげッ!」
ドアを開けた瞬間、葱の強烈な臭いがして反射的に鼻を覆う。
なんだ!?
いくらミク姉が葱臭いからってコレはないだろ…!
意を決して、ドアを全開にして中を覗けば…。
「んだよコレ…!」
床にチョークで描いたのか大きな錬成陣みたいな図が描かれていて所々に葱が置かれている、その上部屋の四つ角にはそれぞれダンボールいっぱいの葱が置かれていた。
「……」
その光景に言葉を失う。
しかも部屋をそんなにした張本人は普段と変わらず、ベットの中で爆睡中だ。
ヤバい何コレ無理。
全神経がこの部屋への侵入を拒否したので、俺はバタンとドアを閉めた。
…後でカイトにでも来させようっと。
******
「リンー朝ぁー。起きろー」
リンもミク姉と同様、返事は無いから起こす為にドアを開ける。
あ、葱臭くない…。
そんな事を思いながら部屋に入ると、なんとまぁ、リンは起きてました。
ただボーっとベットに腰掛けて窓の外を見つめている。
「リン起きてんならリビング来いよ」
声を掛けるとリンはゆっくり俺を見上げる。
「レン。バスって何時のあったっけ?」
「え、知らね…。つーか今日は行かないよ?」
「ぇえ!?昨日いいって言ったじゃん!」
リンはあからさまに悲しそうな表情を浮かべている。
「無理だろ。ま、残念だけど今度に…」
「嫌!」
「嫌って…。今度行こうって。いーじゃん別に今日じゃなくても」
「やだ!」
そして話は前編の冒頭に戻る。
◇◇◇
あれ? あれ?
あるぇー?
何コレ。
なんで長文になってんの!?
おかしい…ホントに…
短編なはずだったのに?
あら?
ってなわけで
まだ続きそうな予感(おい
次で終わるだろう!
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