□不思議の国案内１
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お供は、チェシャ猫のイーズと眠りねずみのアルトと帽子屋のロナルド、時計うさぎのミカエル。
「いえー」
『いえー』
※二重カギカッコは、おれの台詞でーす。
イーズ可愛いっ。
「うるさい、バカ猫」
欠伸しながら、アルトが冷たくイーズに言った。
そうすると、喧嘩が始まる。いつも通り。
『わー、やれやれ〜』
「あ、アリス様っ…煽ったら、駄目ですよっ」
ロナルドがわたわたしながら、おれを止める。これもいつも通りだったりする。
『えー』
「止めないと、先へ進まないと思うのですが…」
ミカエルがいつも通り、控えめに言う。
『あ、そか』
