□時計うさぎの一日
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 どうも、皆様。私は、アリス様の執事をしています、時計うさぎのミカエルでございます。
 この度は、私の一日を紹介させて頂く事になりました。最後までお付き合い戴ければ幸いです。


 私の朝は早く、早朝3時には起床し、兄さんを起こしてから身仕度を整えると、朝食の用意をします。
 それが済んでから、アリス様を起こしに参ります。
「アリス様…」
 昨日もずっとやられていたのでしょう。ゲームのケースや説明書が部屋中に散乱しております。
 アリス様が目を覚まされてから、それらをアリス様が身仕度を整える等の活動がしやすいよう、端へ寄せます。
「ミカエル…」
 寝起き特有の声でアリス様に呼ばれましたので、そちらを向きますと、ベットの上にちょこんと座られたアリス様が目を擦って欠伸をしておいでで。その姿は、小さな猫のようで何とも愛らしいく…。
「何でしょう?アリス様」
「着替えるの手伝って。寧ろやって」
 アリス様がそう仰られた途端、私の頭は真っ白くなり、頭の方に血液が集まって行きます。
「あ、アリス様…?」
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