DREAM
□おめでとう。
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
昔のオレなら、女子に自分の携帯のアドレスなんか、教えなかったと思う
だけど、高校生になってから、男子には当たり前に、女子にもアドを教えるようになった
きっかけは、アイツに出会ってから
「ねーイッチャン、携帯のアド教えてー」
「おー」
「あ、あたしにも教えてー」
「へいへい」
アドを教えるとか、メンドーだけど、オレは、アイツのアドが知りたい
だから、教える
他の女子に教えるとアイツに教えるのが、不自然じゃないからな
「ねー、イッチャン、あたしにも教えてもらっても良い？」
ドキッ――――
来た･･･
オレが、一番教えたかった奴が･･･
「あ、ああ･･･ 良いぜ」
「やったァvv」
ヤバイ･･･
他の奴等に教える時より、緊張する･･･
すげェ･･･
なんか、手汗をかいちまう･･･υ
「オレが、赤外線でお前に送るからさ、」
「後でメールすれば良いんだね？」
「おう」
アイツの携帯と、オレの携帯の赤外線を向かい合わせる
もの凄く、ドキドキする
ヤベェ…
マジで手汗が･･･υυ
「うん、来た◇+゜じゃ、後でメールするねvv」
「お、おう･･･υ」
はー･･･
ヤベェ･･･
マジで緊張した･･･υυ
「(後でって一体何時だよ！！υ)」
朝練から、メールが来ない･･･
アイツから、こない･･･
オレが、携帯と睨み合っていると、イキナリ携帯が震えだした
「！！！！υυ」
担任も、携帯のバイブに気付いたが、
「バレないようにしろよー」
と、間延びしたコトを言った
ホント、自由主義だな･･･υυ
うちの担任υυ
それより、メールだ
このアドレスは、見覚えがない
もしかして･･･
アイツからか･･･？
オレはメールを開く
アイツから･･･だ
本文
―――――――――
イッチャン、誕生日
おめでとう◇+゜
これから、どんどん
メールしよーね◇+
゜
え…？
誕生日？
アレ、オレ今日誕生日だっけυ
最近、大地に覚えさせるのが急がしすぎて、すっかり忘れていたυυ
嬉しいな･･･
やっぱ、好きな奴から、祝ってもらえるのってさ･･･
取り合えず、返信するか
本文
―――――――
サンキュ
嬉しいぜ
あと、オレお前
が好きなんだけ
ど
良かったら、オ
レと付き合って
くれねェ
っしゃ、送信。
アイツからの返信の前に、隣のクラスから、アイツの声が響いてきた
3日遅れだけどυυ
イッチャン、誕生日おめでとう！
これからも、イッチャン好きでいるからねェ◇+゜
大地とずっとイチャついててねー◇+゜←
_