詩集A

□恋人は飛行機雲
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あなたの破片が夜空に散っている
誰かが
死んだときみたいに悲しくなるの

お母さんは誰なの

帰る場所はあるの


そんなことばかりの瞳だったから

見られるのに飽きたのかな


ずたぼろに焦げた隕石や

雨のしずく

よりも優しくて
柔らかくて

ずっと追い駆ける



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