詩集A
□宝石
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せかいは しらないひと
だらけで まわっていきます
そのなかに うつくしいものが
いくつあるんだろうと
ぼくはおもいます
だからぼくは それをみんなにききます
あのひとは うつくしいのに
わたしを ふりむいてくれない
おれはこんなに がんばっているのに
まわりはだれも みとめてくれない
きこえます こころのこえが
さけんでさけんで かれてしまうくらいに
ひとはみんな しあわせになるために
うまれてきたのに どうして
だれも あいしてくれない
だれも わらってくれない
みんなそう おもっていた
じゃあ どうして
ひとは いがみあうんだろう
ひとは しっとするんだろう
どうして
ぼくは こんなにかなしいんだろう
でも ぼくは
そのなかに
かがやきを
みつけました
いきるよろこびを
みつけました
うつくしいと
おもいました
これは どこから
あふれてくるんだろうと
ぼくは おもいます
だから ぼくは
それを ききます
あなたに
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