詩集C

□1200゚C
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世の果てにも放棄された気分で
ふらふらと夜を遊んでいた


わかってる
思想することは自由だから
神なんてどこにもいないって

わかってる
誰よりもオレのこと
理解してくれているのは…


残像を鞣してく車道の
その轟音に掻き消され
ただ笑う
それだけのふたりでよかった


誰よりもオレのこと
理解してくれていたのは…
ビルの天辺から転がり落ちる
薄く笑う天使のようなキミ

神様はいないから
平等で朦朧で
焼かれていく身体は
どこに逝き誰に会うのだろう?




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