詩集B

□変身
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重力は敵よと
教えられた草の日

弱い者は消えていくと
理解できぬ子供の目を棄てた

ねえ 早く知りすぎたの

紅き鈍痛の日々も
心臓を止める方法も

煩き幼き子供の目を棄てて
それが何かを呼んだ



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