ゼル伝小説
□姫との出会い
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リンク「わぁ……何だこりゃ……森とは比べ程にならないくらい凄いや……」
ナビィ「見て!犬や鶏が放し飼いされてるわ」
リンク「どーでもよくない?」
城下町には、イナカモノのリンクを馬鹿にしたような目で見る者もいるが、見る物全てが目新しく思えるリンクにとっては、気にならない。
オジサン「おい、ボーズ、ここは初めてかァ?」
リンク「さよう」
オジサン「何か偉そーだなァ……まァいいか!よかったら、オレが案内してやるよ!」
リンク「断る。我輩は、このようなちんけな下級市民の低脳な娯楽に付き合っている暇は無いのでね。我輩には、もっと栄誉あることが待っているのだ」
オジサン(何コイツ!?イナカモンのくせに、とんでもなく威張ってんですけど!?)
リンクは、オジサンがブチ切れる前に、町の北に見えるハイラル城へと向かった。
リンクは、正門から城を目指した。
リンク「あのぉ、城に入りたいんですけど…」
門番「駄目だ駄目だ!!ここは小僧が入るようなとこじゃない!」
リンク「5ルピーあげるから!」
門番「駄目だ!今どきそんなんじゃ、5ルピーガムくらいしか買えないじゃないか!」