知識

□地雷
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■現在
 推定7000万個もの地雷が埋まっていると言われていますが、国連は1億以上と宣言しています。
現在は数や位置の把握が義務付けられてますが、以前まではそれが無く、数も位置も一切記録には残っておらず(あっても紛争時に紛失)、あくまでも未知数です。
 30分に1人、年間約2万人を超える被害で、子供の85%は、病院に運ばれる前に死亡しています。
政府の発表は主に病院へ運ばれた人の統計であり、つまり実際は発表よりももっと多くの人が被害に遭っています。
 年間約10万個が除去されてますが、5000個の除去につき1人の死者と2人の負傷者が出ていて、年間約60名が撤去作業中に犠牲になってます。
■製作・除去
 1個3ドル(400円くらい)で生産され、ハイテク技術によって1秒に1000個の散布が可能で、金属探知機に反応しないプラスチック製など様々な種類の地雷が多く生産されています。
地雷探知機に反応して爆発する物も存在しています。
 それとは対照的に、除去は一つ一つほぼ手作業で行われ、そのやり方は随分昔から発展せず今も尚行われてます。
除去による費用は1個当たり100ドル〜1000ドルくらい。
 現在作られている地雷の多くは、遠隔操作の物や一定時間が経って後には自動的に完全無効化される物や、いつでも埋設場所が分かるよう、発信機が付けられた物が多いですが、危険なのは、そう言う機能が一切無く、場所も数も把握されていない旧式です。
 2007年5月、火薬に含まれる化学物質に反応し、緑色に光る酵母が出来ました。
酵母を散布するだけで地雷発見につながれば、安全になりコストも下がると期待されてますが、まだ期待の段階です。
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