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□人騒がせな恋人達
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「ほたる…本当にやる気なのか?」

「うん。このままだと辰伶もつらいでしょ?
 大丈夫だよ。オレに全部任せて?」

「……痛くしたら承知しないからなっ!」

「分かってるって。」


チュッと辰伶の額に口付けた後、ほたるは辰伶を窓際に開いてある机に座らせた。


オイオイオイオイ。
こんな昼間っから何盛ってんだほたるよぉ…

つーかどーしてこー言う時にドアが完全に閉まってないんだ星徒会室。

つい聞き耳立てちまうだろーが。(別に覗いてもいいんだけどばれたら辰伶泣くだろ?)


「っう…」

「痛かった?」

「いや、まだ大丈夫だ。」

「そ?ならもう少し強くするけど良い?」

「っ……う…」


おーいほたるー…
ココ学校だぜー。ついでに授業もう始まっちまったぜー。
っとによー俺は何をやってるんだ?
わずかに開いた星徒会室の前でよー…
端から見りゃ変質者じゃねーか。


「っあ…ぅ…」

「ここ?」

「…っちが…っ」

「それじゃあ、この辺…?」

「っあ!…んんっ」

「……ビンゴ。じゃあ、まず指ね。」

「っやっぱり保健室に行かない「はい、男なら我慢するー。」

「っあ……ん……」


辰伶ちゃーん。
オメー何気に乗り気だろ。
真昼間っからんな声出しやがって。

あーやべ。俺の息子もなんかあぶねーかも…
ちくしょー覗きたいぜ。


「入れるよ?少し痛いだろうけど我慢してね。」

「だから人の話を――――っぁあ!」

「んっ…………入った……かな?」

「っ……」

「動かしてみるよ?」


あー覗きてえ覗きてえ覗きてえ!!!!
あいつらは中で一体ナニやってんだ?!?!


ていうかあなた心眼使えるでしょうが。遊庵師匠。


「次はココだね。ほら辰伶力抜いて。」

「まてほたる流石にそこはっ―――――っあぁああ!!」

「っ結構かたい…」

「っあ゛あっあ゛あ!!痛い!ほたるやめてくれ!!!」

「ごめんね。もう少し我慢して。」

「うっぐあっ……頼む一度離せっぁあっ!!」

「ん〜もうちょっとではいると思うから…」

「がっ止めろ!それ以上動かすなぁっ!!!!!」
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