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□拍手御礼に使った文と突発SS
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!ジャンプ17〜18号REBORN!標的283〜284の内容に基づく捏造です。妄想です。コミック派、ネタばれNG派は絶対に見ないでください。お願いします。気分を害されても責任を持てません。
!ヒバツナと新キャラを使ったカプです。衝動書きのため、テストみたいな感じです。苦手な方もお引き取りください
!BL以外のカプを認めないという方もUターンをお勧めします。
!まだ新キャラの口調はあいまいで、思いっきり捏造が混ざります本誌で情報が分かり次第すぐ治しますので、明らかに可笑しなことがあってもま、いっか♪と山本のように広い心で受け止めてください。

以上なんでも来い!もうヒバツナがあるならなんでも良いって方のみスクロールお願いします。















妥協したら理不尽がニ匹に増えました。



「風紀を乱す奴は、」
「秩序を乱すものは、」


「咬み殺す」
「粛清します」



その日、並盛中学全校生徒は戦慄していた。
天気は快晴、暑すぎず寒すぎず、此れ程までに過ごしやすい朝は無いというのに並盛中正門から半径10メートル地点にいる生徒は揃いも揃って顔を蒼白にし、冷や汗を流しながらある一方を見ていた。

視線の先、門柱右側には、曰く入学早々不良を締め、風紀委員長に君臨した最強の不良、雲雀恭弥。
門柱左側には、曰く転校早々並盛中学に存在する風紀委員以外の全組織をたった一人で制圧したムチムチナイスバディの破壊の女神、鈴木アーデルハイト。

各々の足元には不運なことに本日の服装検査で引っ掛かり制裁を受けたと思われる生徒の屍が累々と積み上げられていた。


何故、何故不在なんだ草壁さん!!!


本来左側にいるべき筈の風紀副委員長の存在を此れ程までに渇望したことがあっただろうか、いや、ない。

違反→トンファーで咬み殺すコースの雲雀と違い、違反→漢の拳一撃の草壁はこのデットオアアライブの朝を軽傷で乗り切る唯一の手段だったのだ。

犠牲者を見る限り、どちらの側を通ろうとも違反と見なされてしまえば辿る末路に違いはない。


オレたち、私たちは今日生きてこの門を潜ることが出来るのか。


清々しい朝の筈なのに全校生徒は心でぶっとい涙を流しながら恐々と己の運命を分ける列へと足を進めていく。そして、そんな残念な日に限ってさらにへまをやらかす人間というのは多かれ少なかれいるわけで。遠目でその姿を確認した遅刻をどうにか免れる再後尾の列の生徒はご愁傷様と心の中で手を合わせた。


「やばいっこれ絶対間に合わない!!」

「…僕もう走るのやだな。どうせ急いでも遅刻なら歩いても良いんだけど…」

「気持ちは物凄く分かるけど!!!そんなこと言っちゃダメ!!咬み殺されちゃうよ!!」


そういいながら二人、来る途中何があったのか仲良くそれぞれ右と左の頬に大きな絆創膏を貼った沢田綱吉と転校生の古里炎真が走ってくるが無情にも本鈴が鳴り響く。此処からは表に立つ雲雀と鈴木は遅刻者制裁モードに入るのだろう。ツナたちの他に遅刻してしまった者がバタバタと倒されていく。


「ひぃっヒバリさん!と…誰アレ!?」


それを遠目で見たツナが思わず悲鳴を上げ、そして一人増えていることに気付く。雲雀同様黒いポニーテールの女子が遅刻者を伸しているところを。


「…あ、鈴木さんだ。本当に並盛乗っ取ったんだ…半分だけだけど」

「んなぁあああ!?何それ!どう言うこと?!」

「鈴木さん…僕の学校の粛清委員会の委員長なんだ。教頭室を使っててよくあんなふうにしてる。あと至門地区もあの人が治めてるって言ってたよ。」

「まんまヒバリさんじゃん!!至門中にもそんな人いるんだ!」

「鈴木さん…強いし格好いいけどとても怖いんだ。僕もよく粛清される」

「次、前に出なさい」

「ひぃいいい!!出たー!!」


すぐ近くから声が掛かり顔を上げるとあのすごい睨んできた女の人が真前にいたこれは雲雀に睨み付けられるのと同じくらい怖い。恐怖に竦んだ体を震わせながらそんなことを思う。


「もう本鈴はとっくに鳴っていますよね?それに何ですかその服装の乱れは。シャツはぐしゃぐしゃな上ネクタイも着けていませんね。」

「すっすみません!!」

「粛清して、二度とそんなことが出来ない様にしてあげます。」


くすりと底冷えするような笑みをたたえる鈴木にツナはぎゅっと目を瞑り衝撃を待つ。直後、ドゴォ!!とコンクリートを砕く音が聞こえたが、ツナ自身に衝撃はなかった。


「…何のつもりですか、雲雀恭弥。」


顔面スレスレに受けた攻撃に微塵の動揺も見せず鈴木は攻撃元を睨み付けた。


「それは僕の管轄だ。君が手を出して良いものじゃないよ」


そこには雲雀が、まるでツナを守るかのようにトンファーを片手に立っていた。左手のトンファーが見当たらない。恐らく砕けた壁に刺さっているのだろう。


「…ヒバリさん…!」

「やぁ。沢田綱吉。相変わらず遅刻なんだね。君は僕が咬み殺して上げるから少しだけ待ってな。もう少しで終わるから」

「う、わっ…!」


そう言って雲雀は有無を言わせずツナを抱えあげ、自分が立つ門柱の影につれていった。勿論、その前に鈴木に殺気の籠もった一瞥をくれてから。


(よく分からないけど…助かった…?いやどうせあとで咬み殺されるけど…)


安心していいのかよく分からない複雑な心境のツナを尻目に雲雀は制裁を続けていく。


「…君、確か転入生だよね。遅刻のうえに指定外のシャツ着用…それに何その赤毛。ふざけてるの?」

「…。」

「ぎゃああああ!古里君?!」


いつのまにかいなくなっていた炎真。どうやら雲雀側の列に並んでいたらしい。雲雀の鋭い視線に曝されながらも炎真は怯む事なく沈黙を貫いている。


「さっきから何君。黙りなんて僕を馬鹿にするのも大概にしな。」

「…。」

「ひっヒバリさん!見逃してやってください!!古里君昨日服汚されちゃって持ち合わせなかっただけなんです!!」

「…僕普段からこれ「お願い古里君今は喋らないで君の身の安全が掛かってるんだ!!!」

「何。これを庇うの沢田綱吉。ますます気に入らないな。古里炎真…君はぐちゃぐちゃに咬み殺してあげるよ」

「ヒバリさん!!!」


もう止められない。誰もがそう思ったところでガキィ!!とまたもや何かがぶつかる音が響いた。


「…何のつもりだい、鈴木アーデルハイト」


鋭いヒールの踵が刺さったトンファーを一瞥し雲雀は言う。淡々としている様でその声は、邪魔をされて物凄く不機嫌を顕わにしていることが分かる。


「あなたの言葉をそのまま返します。彼は私の管轄の生徒です。あなたごときが手を出して良いものではない。ソレに彼の髪は入学当初から赤毛として申請を済ませています。あなたにとやかく言う義務はありません。」


ピンヒールのブーツであるにもかかわらず鋭い蹴を雲雀に繰り出した鈴木にまわりは騒めく。冷静に、瞬時に攻撃を防いだ雲雀もあの凶器擬いのブーツは校則違反だとことさら的外れな事を思う。


「鈴木さん…見えてるよ」

「黙りなさい、炎真。」

「…。」

「大体あなたが遅刻するからいけないんです。折角迎えに来たのに不在だなんて…粛清されたいのですか?」

「…沢田君のところにお世話になってたから…」

「言い訳はやめなさい。それに目上には敬語を使えといつも言ってるでしょう。本当にあなたは出来の悪い子ですね」

「…シトッピーもため口聞いてるじゃないか」

「何ですって?」

「…ごめん。」

「分かれば良いんです」


始終炎真は俯いて鈴木の辛辣な言葉を聞いている……ように見えるが実際は違う。炎真本人は気付いていないが彼に対する鈴木は異様に優しげな雰囲気を醸し出している。そりゃあもう雲雀がツナに対するように。

あぁ、これはもしかして…無傷の、周りにいるすべての生徒が同じ結論にいきつく。

それを心の声が口に出す前に今度は雲雀がトンファーを繰り出した。


「さっきから黙って聞いてれば随分ナメた真似してくれるよね。それに、群れすぎだよ君。やっぱり君とは白黒付けなきゃならないみたいだ。」

「同感です。やっぱり妥協して連立になんてするものではなかったのです。並盛に二つも秩序はいらない。私が責任を持ってあとを引き続きますからコドモは引っ込んでいなさい?」


完全に不意打ちだった一撃をファイルで受け流す。炎真を背中に隠し、不敵な笑みを浮かべる。子供という言葉が癪に障った雲雀も凶悪な笑みを貼り付けてさらに返した。


「ふん。身体だけ成長した年増女が何言ってるのさ。粛清しか能が無い君には到底僕の後を継げるとは思えないね。」

「…どうやらあなたは粛清よりも虐殺の方がお好みらしいですね。良いでしょう。お望みどおり跡形もなく消して上げましょうか。」

「上等じゃないか。返り討ちにして土に還して上げるよ。」


ついにはツナと炎真、残りの生徒を放って激闘を始め出した雲雀と鈴木。ずどーん、がしゃんと辺りが廃墟と化してきているのにも頓着せず互いを潰し合う。


「…すげー…あの人ヒバリさんと互角に戦ってる…あれ、古里君どこ行くの?」

「教室。鈴木さん一回戦うとしばらく終わらないよ?」

「はは…ヒバリさんと同じだね…」


お互い大変だねと苦笑しながら今日の一限目の話と共に猛獣二匹を置いて教室へと消えていく小動物二匹、彼らが何だかんだで一番強いのかも知れない。

ちゃっかり遅刻のお咎めも制裁もスルーしたツナと炎真と違い残りのわずかな面々は流れ弾や巻き添いで皆多かれ少なかれ家がを負う羽目になった。男は見ないとシャマルに保健室から叩き出された彼らはため息を吐きながらも揃って内心でこう言った。


理不尽が二匹に増えた


と。



fin







もしも応接室争奪戦が決着つかず、雲雀と鈴木が互いにちょこっとだけ折れてしまったら…ってのがテーマです。
並盛の平和のために統治者は独りに決めましょう。

ヒバツナと同系統になる可能性がある至門カプ、鈴炎の妄想が広がり過ぎて制御不能になったのでヒバツナと一緒にとりあえず一個話考えてみた。
女の人の鈴木さんが思いっきり左側にいるけど、ハルツナ、京ツナ、髑ツナがあるんだから良いじゃないと開き直ります!←
ヒバリさんと性格がかぶって且つヒバリさんと対応するポジションにつくならもうこれは鈴炎書くしかない、と、ね?
初登場の時は何気に一緒に学校行ってたからこれはもう天野先生がとりあえず一回書いてみなさいって心に言ってるんだって思ったの。

ツンデレ敬語ってのがあまりなれないからぎこちないけど…こんなことを考えてしまったら応接室の危機だというのに鈴木さんのこと普通に好きになりそうです。どうしましょう。
とりあえず一緒に登校してる鈴木さんと炎真君にまず萌えました。
何あれ、前守ってるんですかハイジさん!!

日記でも言ったけど、鈴炎、ヒバツナに行きつく前提で炎ツナ、鈴ツナ、ヒバ炎も試してみたい、てか見てみたい。それか鈴→炎→←ツナ←ヒバとか。
もじこもじこしてる百合二人がくっつく前にかっさらおうと頑張る雲雀と鈴木さんとか見てみたいです。

08/04/10
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