晴れた空に、春風を君へ
「――あぁ。もうここに、君は居ないんだ」
白、黄、紫と、鮮やかな花弁が春の訪れを静かに告げた。
灰色に覆われたいた空が、だんだんと淡い青色に染まってゆく。
今まで降り続いていた雪が、それと同時に降り止んだ。
少し右肩の辺りが軽くなったように思う。
今まで、痛いほどに冷たかった風が、どことなく暖かく感じて、一人微笑んだ。
about me
小説
足跡帳
またお越し下さいな^^*
ブックマーク
|
教える
訪問者1324人目
最終更新日 2007/11/15
©フォレストページ