三月

□Happy Christmas
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A.M.6:00

「よっしゃー仕事終わり!」
「お疲れ様ですー。」
二人とももうヘトヘトです。

サンタ服から私服に着替えてソリを降りると、トナカイはソリを連れて空へ戻っていきました。
「行っちまったなー。…あ、花太郎、このあと空いてるか?」
「え?はい。」
「じゃあケーキ買いにいこうぜ。」
「へ?…どうしてですか?」
花太郎は少し期待しました。

このまま帰ってしまうのではないかと不安だったからです。

「なんでって…その…せ、せっかく今日はクリスマスなんだしよ、二人で一緒にいたっていいだろ?」
一角は赤くなって顔をそらしてしまいました。

花太郎は一角から目を離せませんでした。

うれしくなって、一角に抱きつきました。
一角は反応に困りましたか、花太郎をぎゅっと抱きしめました。

「行こうぜ」
「はいっ」
そう言って、二人は町の方に歩いていきました。

この日、花太郎は幸せなひとときを過ごしましたとさ。





○Fin○
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