三月

□捜索隊
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空気を読んだ圭一は、さすがにきまづいと思い
「…何だ?どうしたみんな?」
沙都子が呆れて
「…圭一さん、もしかしてそのために私たちを呼んだんですの?」

「……気に入らないねぇ。」
突然魅音が口を開いた。
「圭ちゃん、まさかなんの褒美も無しにやろうってんじゃないだろうねぇ?」
圭一は魅音の言っていることがあまり理解できなかった。
「なんだよ褒美って?」
すると梨花が平和そうに笑顔で
「みぃ、レナが探しているものを見つけたご褒美なのです。」
圭一はそれを聞いて驚いた。褒美など用意していない。
「はぁ!?褒美だと!??んなもん用意してねぇよ!!」
魅音は怪しげな笑みを浮かべ
「甘いよ圭ちゃん。このメンバーでなにかやるにはそれ相応の褒美が必要なんだよ?」
「うぐっ…そう言われても…」
圭一は黙ってしまった。
「う〜ん、それなら仕方ない。じゃあ圭ちゃんにメイド服でも着てもらおうか!」
魅音が思いついたように言った。
しかしその顔はもともと考えていたようなたくらみ顔だった。
「あら、それなら私も賛成ですわ。」
沙都子もニヤリと笑った。梨花はすでにニコニコしているが、もちろんその表情はイタズラ満載だった。
「おいちょっと待て!なんでそうゆうことになる!?」
「圭一、観念するのですよ、にぱー☆」
圭一は逃げ場が無くなってしまった。
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