三月

□捜索隊
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「雛見沢の部活メンバー全員に告ぐ!」
圭一の声が響いた。
「おうっ!」
魅音たちの声もそれに負けないくらい響いた。
「本日、この宝の山に集まってもらったのはほかでもない!我らが部活メンバーの一人、竜宮レナの探しているものを、この山から見つけだすのだ!」
「圭一さん、ひとつ質問がありましてよ。」
沙都子が言った。
「ん?何だ沙都子?」
「何だじゃありませんわ。イキナリ集まれと言われたから集まりましたけど、レナさんの探しているものが何なのかもわからないままでは話が進みませんわ。」
圭一はそれを聞いて少し黙り、
「…よし、じゃあ教えよう。昨日のことなんだが…」

それは、放課後のこと。
『はぁ…』
『どうした、レナ?』
『あ…圭一君。あー、べつになんでもないよ。大したことじゃないし。』
『え?でも元気ねぇぞ?大丈夫か?』
『え?いつもどおりじゃないかな、かな?』
『そおかぁ?怪しいな〜』
『はぅ…えっと…ちょっと、探してるものがあるんだけど、それがなかなか見つからなくて…。』
『探してるもの?』
『うん。宝の山のところにあるの。銀色で、丸い形なの。』
『銀色で丸い形のもの?』『うん。形がすごくかぁいいの。』
『う〜んレナの言うかぁいいものってゆーのは想像を超えてるのもあるからなー…よし、オレも手伝ってやる。』
『ほ,本当!?』



「………というわけだ。」
圭一が言い終えたときには、周りの空気はものすごく冷めていた。
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