種デス

□こんなにも青い空の下で
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CE73 アプリリウス市内にある議長室。

オーブ代表であるカガリ・ユラ・アスハはそこにいた。

オーブとプラントの友好を再び結ぶためにやって来たのである・・・・が肝心の新議長は姿を表す事もなく議長代理のルイーズ・ライトナー最高評議会員の人が会見に現れた。

そして、議長に会いに議長室まで来ていた。

「バレンタイン議長、いらっしゃらないのですか?」
ルイーズの呼ぶ声にどこからか声がする。

「ルイーズさん、今お風呂場なんですけど何か御用ですか?」

「御用ですかって会見を人に押し付けて・・・アスハ代表がお待ちですよ」

「はーい」

呆れたルイーズの声に子供のように答える女性。

「アスハ代表おすわりになって下さい。今すぐにお風呂場から引きずり出して来ますので」

「いやそんなに焦らなくても明後日まではプラントにいますので」

“そうですか”というとルイーズはカガリの向かいのソファーに腰を下ろす。

机の上に数冊のミニアルバムが散らばっている。

「あっそれは議長のアルバムなんですよ。見ても大丈夫ですよ」

「では、遠慮なく」

一冊のミニアルバムを手に取り驚くカガリ。

「アスハ代表どうかされましたか?」

「すみません。議長はお風呂でしたね」

「ええ」

アルバムをルイーズに渡しお風呂に向かうカガリをキョトンと見ているルイーズ。

カガリがお風呂場に勢いよく入って来る。驚く女性。
「お母様、やっと見つけましたよ」

「カガリ・・まさか貴方アスハ代表?」

「はい、叔父様もお父様と一緒に亡くなられので」

「そうでしたか・・・ところで私裸なんですが」

「あっ」

慌てて女性から離れるカガリ。
服を着替える女性。

「まさか、プラントでカガリに会えるなんてうれしいわ」

「私もです」

「カガリはこれからの予定は?」

「今からアークエンジェルとエターナルのみんなに会いに行って明日少しプラントを回って明後日帰ります」

「私も行きますわ。キラやアカデミーでの教え子にも会いたいし」

議長室に向かう二人。
ルイーズがソファーに座っている。

「やっと出てきましたか」
「そんなに怒らなくても」
「怒っていません。呆れているのです」

「あら」




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