種デス
□こんなにも青い空の下で
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ドアをノックする音に振り返る三人。
「お母様、準備出来ましたよ」
「ありがとうございます。ランディ」
「かあしゃま」
「えっ」
カガリに抱き着く女の子。驚くカガリ。
「マリンだけずるいぞ。かあしゃまにくっついて」
「早い者勝ちだもん」
「あなたたち私はここよ」
女性のほうに振り返る双子カガリと女性を見比べている。
「この人誰?」
「前にお話したでしょ。二人のお姉さんのカガリちゃんよ」
『カガリちゃん』
カガリを見上げる双子。
「この子達はお母様の子供なのですか」
「そうですわ。でも勘違いなさらないで私は再婚はしてませんので」
「この子達の父親は」
「ウズミ様ですわ」
「お父様の・・私知りませんでした」
「カガリはいつもいなんだもの。お姫様なのにレジスタンスに参加するし帰って来たかと思えば今度は私がいないし私が戻って来たら貴方はいないし」
「すみません」
「似ているとは思いましたが親子でしたか」
「ルイーズさん話ししたじゃないですか。私が十六で産んだ子です」
「あぁ、おてんばお姫様の」
「はい」
「お母様っなんの話ししたんですか」
「カガリが木登りしたとか」
「おてんばなのは母親譲りなんですね。アスハ代表はオーブでのウルドしからないと思いますがプラントでのウルドもおてんばだったんですよ」
「ルイーズさんっ」
「あら?苗字がみんな違いますが」
「バレンタインは旧姓です。本名はウルド・ユラ・アスハです。双子も同じです」
「ランディは?」
「父親の苗字です」
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