Novel

□居候高杉。(春
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あー・・・ジャンプが何で売ってねェんだよ・・・ったく・・・今は新八も神楽も居ねェし。
「ただい・・・」

凍り付く銀時。

「よォ・・・銀時ィ」

玄関に座っているのは派手な着物と真っ白な包帯、そして煙管を吸ってさぞ我が家に居るかの様な―――

「何で居ンの・・・高杉君?」
「居ちゃ悪ィか?」
「いや、別に・・・って此処俺ン家ィイイ!!!何で世界的テロリストが俺の家に居ンのォオオ!?」

両手で耳を塞ぎ眼で抗議する高杉。

「五月蠅ェよ・・・そんなんだから血糖値上がるんだろが」
「上がるの血圧ぅうう!!!おまっ、糖分の働きなめんじゃねェぞコノヤロー」
「分かったから黙れ糖時」
「ゴロ悪ぅうう!!!」

ハァ、と銀時は溜息をついた。

「まァ・・・良いや。上がれよ。新八はコンサートで泊まり込み、神楽は商店街の食べ放題ツアーが当たったとかでどっかに宿泊中だし・・・」
「ボロい家だな・・・オイ」
「っていつの間に何勝手に上がっちゃってんのお前ェエエ!?」

振り向くと居間のソファに寝っ転がっている高杉。

「堅ェ椅子だなァ・・・」
「なら座るなァアア!!!」

とりあえず、茶でも出すかと思いつつ台所へ向かう銀時。

「あ、俺高級茶葉しか飲まねェから」
「てめッ・・・何処の姫だコノヤロー!!!国と名を名乗れェエエ!!!」
「江戸の高杉」
「いやもう良いです黙って下さい」

半泣きになりつつ、銀時は高級茶葉を探し始めた。

・・・next、次回予告
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