Novel
□誰ノモノ?◆
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「…チッ…」
俺は走っていた。
ンでよりによって、新撰組が酒場彷徨いてんだッ…!!
兎に角、走る。
右に曲がろうとした時…何者かに、腕を掴まれた。
「ッ…!?」
口を抑えられ、声も出せぬまま裏路地へ連れ込まれる。
その直後、新撰組の数人がさっき迄居た路地を通るのが見えた。
「ッ…」
思わず息を止める。
…そして、俺は俺を助けた奴を見ようと首を捻った。
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