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□ALICE 一話
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  身体現実否定症候群--夢と夢は繋がりやがてひとつの国に--


「ようこそ 夢の国へ」


「夢の…国?」


今までぐちゃぐちゃで不安定だった世界が急に安定したかと思えばこれだ。
だから夢は嫌いなんだ。
急に話が終わったり、変わったりする。
あと登場人物が変だったりする。


「そっか…道がつながったのか」


「ええ、そうですよ」


「お前にきいてねーよ」


「あなた、私を信用しえませんよね」


「あたりまえだろ。そんなふざけた耳がはえてるやつのことなんて信じられるか」


「ひどいですよね…てゆうか普通ですよ」


「普通じゃねーよ!馬鹿か?馬鹿なのか?そんなウサギ耳いい年こいてつけてんなよ!!」


「このかわいい耳を馬鹿にするんですか!?」


「自分で可愛いってゆうな!!」


「可愛いんだから仕方がないじゃないですか」


「うわっ…うっぜー」


「身体現実否定症候群」


「っ…なんだよっ…」


「自分の病状がわかっているようですね。いいことです」


「ちっ…」


「貴方にはこの世界でゲームに参加していただきます。」


「…はい?」


「ルールは簡単。


「ちょっと待てまだ


「貴方が元の世界に戻る為にはこのゲームに参加することが必須条件ですよ。」


「んだよ…拒否権なしかよ」


「はい。ルールは簡単です。この夢の国の物語をおわらせてください、ね。アリス。」


「ア…リス? ちょっとまてここは夢の国なんだろ!?」


「ええ そうです」


「なんで…なんでその名前なんだ?!」


「なんでと言われましても…ルールですから。おや?顔色が悪いですよ」


「触るなっ!!」



   キモチワルイ。    
ここは何処だ?夢?現実?



「おいっ…お前っ!」


「なんですか?アリス」


「なんで…俺は」



暑い。 痛い。 ダルイ。
俺はこの感覚を知っている。




「なんで夢の途中でーーー」


「よい現実(夢)を。アリス。







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