Novel in TWICE
□妬くでしょ 。
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〜 平井視点 〜
やっとMV撮影が終わって 、ひと段落ついたー!とか思ってたのに 。この有様ですよ 。
「 みーたんっ!!!」
「 ん .. さーたん!!!」
ももは今目の前で何を見せられてるのでしょう 。さーたんが?ももの彼女に抱き着いて 、にやにやしちゃってますけど 。まぁ 、MVの撮影中全くみーたんと話せる事も触れられる事もなくて .. あ 、いやあったわ 。でも一瞬だった!!!だからなんか嫌なんです 。
はぁ .. これ一種の拷問ちゃうかな 。そうやんな 。皆さんどう思います?とか 、聞いちゃう 。てか多分嫉妬してるんやろなこれな 。地味に腹立ってます 。地味に所じゃない 。すっごい腹立ってる 。
「 今日みーたん可愛かったで!?」
「 え 、さーたんも可愛すぎたし!」
「 やー、もう可愛すぎてさな死にそう .. 」
「 あかんって 、笑 死なんといて?」
「 みーたんに言われたら死ねません 。」
どんな会話してんねん 。ももでもそんな会話しないわ 。てかにやにやすんな変態湊崎め .. 。くそ .. 。
はー、どうするべきなんやろか 。そう考えながら私はスタジオから出て楽屋に戻る 。何か 、スタジオから出る時に 「 ももりんっ 、」って声したけど知らん 。
『 はぁ 、あかんどうするべきなんや 。』
「 中々悩んでますね?モモ氏〜。」
『 やー、ジョンヨナうるさい 、』
「 うるさいなんて言わないでー、どうせミナの事でしょ?」
『 御見通しなん腹立つわ ..』
「 腹立つとか言うな阿呆 。」
『 はい 、御免なさい 。』
「 取り敢えず 、何があったのさ 」
着替えながら話を聞きに来たジョンヨナに全部を包み隠さず話した 。
思ってる事も 、何もかも .. 多分 、話した 。
『 って訳なのさ 。』
「 ほほーん .. 要はモモの愛が重すぎるって事かぁ .. 」
『 えっ .. これ重いん!?』
「 いや重いでしょ 。他の子に可愛いって言って欲しくないとか 、触って欲しくないとか 。」
『 おうまいがぁ .. 』
「 まぁ 、でも嫉妬する理由は分かる 。私もナヨンオンニが他の人と喋ってるだけで嫉妬するからなぁ .. 」
『 ジョンヨナも変わらないくらい重いじゃん 。』
「 いや?別に重くないです 。取り敢えずさ 、今日部屋行って話せば?」
『 え .. きまず 。』
「 いや 、カップルでしょ 。気まずくなったら終わりだわ 。」
『 はい 、すんません .. 。』
「 取り敢えず話しなさいよ?ちゃんと 。」
『 うっす .. 』
「 じゃあ 、私ナヨニの所戻るからー」
え 、今ナヨニって言ったよね?え 、え??いや 、まぁいいやそんなこと 。
無駄な事ばっか考えながらいつの間にか着替え終わり衣装をスタッフさんに預ければ荷物を纏め楽屋を出る .. 筈だった 。
「 あ 、ももりん 、」
今は聞きたくない人の声が聞こえて 、つい眉間に皺が寄る 。そんなに私怒ってるん?って位 。
『 なに?』
「 い 、一緒に帰らへん 、?」
『 さーたんと帰れば?』
「 ももりんと帰りたい 、」
『 いや 、ももは一人で帰りたいから 。』
そう冷たく言い放っては 、涙目になり俯く相手を楽屋に置いて外に出る 。
『 ももは悪くないで 。ももが居るの分かってたのにさーたんとイチャイチャしてたんが悪いんやから 。』
なんてブツブツ呟きながら車に乗り込めば 、マネージャーさんに ” どうしたの?” なんて聞かれて 。焦って ” なんでもないですよ!” って返せばマネージャーさんは笑いながら車を走らせる 。
あー、まじ 、家帰ったらどないしよかな 。我儘言ってみーたんと同じ部屋にしてもらってたからなぁ .. 。今会ったら死にそう 。
とか考えてらいつの間にか宿舎に着いてて 。お疲れ様でしたー!って大声で車内に言い放ち降りれば鞄の中から鍵を出し宿舎に入る 。
『 はぁ .. 風呂入るか 。』
自分の部屋に行き荷物を全て下ろせば 、衣類を持ち風呂場に向かう 。その時に玄関が開く音がしたけど 、もう気にしない 。
服を脱ぎ 、お風呂へと入る 。
『 あー、やばい 、暇 。』
風呂から上がったらどうしよ 。みーたんにどんな顔で会えばええんやろ 。
そう考えながら張ったばかりの湯船に浸かる 。
取り敢えず 、暖まろう 。