Novel in TWICE

□好きって言うてええ?
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「 好きって言っちゃあかん .. ?」




うん 、うん ? あかんあかん 、何も掴めへん 。状況が分からへんってこういう事やんな 。ももって今どんな状況下に置かれてるん ?



一旦思い出そう .. 先ず何でこうなったんやっけ?


えーっと 、昼過ぎ迄寝てたももが起きて皆が出掛けてる事に気付いてリビングのソファで落ち込んでたら 、別の部屋からみーたんが出てきて 、みーたんもその事に気付いて落ち込んで二人で慰め合いながら話してて ..

それで 、映画見て .. いや 、分からん!!





「 おーい 、ももりーん 、?」


『 あ 、御免 。』


「 私の質問に答えてや 。」


『 え 、あ 、どんな質問やったっけ 。』


「 やからぁ .. ももりんの事好きになっちゃあかん?って 。」


拗ねた感じに呟くみーたんが可愛過ぎてつい頬が緩む 。しかし 、今の状況を完全に理解出来てないももは何回も聞く 。


『 メンバーとしてやんな? 』


「 メンバーとしてやったらこんな真剣に聞かへんやろ .. 」


『 えっ .. なに 、え 、両想いやん 。』


「 やから 、質問に答えろ!!」


『 あ 、御免御免 。』


そう笑いながら返せば不服そうな表情を浮かべる 。其処が可愛くてつい 『 可愛ええ 、』なんて口から漏らしちゃって 。そしたら叩かれて怒られたけど 。


「 んで 、言うてええん? 」


『 もう沢山言うてください 。』


「 勿論言うで?でも 、ももりんからも聞きたい 。」


『 それずるくないですか名井さん 。』


「 ずるくないですよ平井さん 。」


『 私やって 、好きですよ?』


「 まぁ 、知ってましたけど 。」


ドヤ顔で此方見ながら言うてくるのがなんか悔しくてソファーに押し倒す 。


「 おわっ .. なに 、なに!?」


『 あ 、顔真っ赤やん 。』


「 当たり前やろ 、」


付き合って 、なんて言うてないのに何故かもも達は付き合った気になってこうやってカップルみたいなことして 。なんか可愛ええな 。自分で言うてまうわ 。



『 ももと付き合ってくれる? 』


「 当たり前やん .. ももりんと付き合いたいし 。」


『 うん 、知ってたで 。もももみーたんがええ 。』


そう言い放てば顔を真っ赤にするみーたんに優しく口付けを落とす 。


二人で ” 幸せやね ” なんて笑い合いながら話して 。嗚呼 、一生この時間が続けばええのにって思ったりして 。


『 一生幸せにしたるから離れんといてな 。』


「 最初から離れる気なんてないけどな?てか 、私愛重いけど大丈夫?」


『 重い方が好き 、なんてね 。』


「 ずるいわ 、あほ 。」


『 んは 、そういう所も好きやろ?』


「 好きやないし .. 愛してるから 。」


そう言ってももの首に腕を回して自ら口付けをしてくるみーたんが可愛くて 、つい何度も口付けをしてしまう 。


「 んー、部屋でやろうや .. 沢山するなら」


『 ええやん 、此処でも 。』


「 メンバー帰ってきたらどないするん?」


『 その時はその時やで 。』



悪戯っ子みたいな笑みを浮かべれば拗ねて顔を逸らすみーたん 。


あー、そこも愛してんで 。って心の中で呟きながらももは強く抱き締める 。












今もこの先もずっとももが幸せにするから 、一生余所見なんてせんといてな 。


したらお仕置やから .. なんて 。






fin
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