小説置き場

□小虎(ことら)の旅立ち
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二年前…


小虎「オヤジ何の用だ?」


冬雅「うむ…お前には私の跡をついでもらう」


小虎「は?何でオレが?チビトラじゃ駄目なのか?」



冬雅「あいつでは無理だ、お前にはあいつに無いものがある」


小虎「なんだよそれ」



冬雅「それは………」



小虎「オレにそんな資格は…無いよ」



冬雅「まあ良い今宵はよく考えておけ…」



小虎「💦」



父親はゆっくり小虎から離れ、1人(匹)になった小虎は深くため息をして父親の言われた言葉を考えながらある決断をする…



小虎「はぁ…なんでオレなんだ………やっぱり無理だ!でもどうすれば…………そうだ!旅に出よう‼️オヤジ…チビトラ……果麟ごめん!」



小虎は家族に別れを告げた後振り返ることなくその場から走り出した…



小虎「…………」



勢いよく飛び出した小虎だったがその目には涙が溢れていた。小虎にとって最愛の家族との別れと思い出が大きく胸を締め付けられ堪らず溢れ出てしまった。しかしこの旅は彼にとって大切なものが奪われてしまうとは知るよしもなかった…

つづく?


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