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□吸血鬼
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ガチャッ
「あっ、夢莉おかえ…」
「彩ちゃん、血…」
「帰ってきてそうそうなんやねん」
「だって、今日ももみくちゃにされて疲れたんだもん」
「はいはい。ほら」
そう髪を片側に寄せてきれいな首をだす。
「いただきます」
「んっ…!」
「ふぁっ…、あっ…」
身体の力が抜けバランスが崩れそうになったが夢莉に支えられて吸われ続ける。
ジュルッ
「ごめんね、飲みすぎちゃったみたい」
「飲みすぎ、や…」
「つい美味しすぎて」
そう言いながら私を抱きかかえベッドに連れて行く。
「お風呂もまだやのに…」
「そんなのいつものことじゃん」
「それは夢莉が…っん、」
うるさいとでもいうように口を塞がれる。身体は元々高まっているからキスだけでも気持ちよすぎておかしくなりそうだ。
ペロッ
「んやっ、」
「可愛いね、彩ちゃん」
テレビの前でみる可愛らしい夢莉とは違って狼みたいだ。
「はっあぁ!ゆ、りぃ…」
「気持ちい?」
「きも、ち…はぁ、あぁ、」