KOOKV
□お仕置き
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【テテside】
学生時代から仲が良かった友達に「お前が居ればレベルの高い子が集まってくる」という理由で合コンに誘われた。まぁ所詮数合わせってやつだと思う。知っての通り、僕は頼みごとを断れないタイプだから二つ返事でOKしてしまった。
さぁ、問題はここからだ。どうやってグガを説得しよう。普通に言っても許してくれるはずがないからここは僕の最終奥義を使うことにした。
『僕、親友の頼みを断ることなんて出来なかったの、えーん』
「ふざけてないで早く断ってきてください、大根役者さん」
見事に失敗。グガには何回も泣かされてるから嘘泣きなんて通用しなかった。当然の結果。こうなったらもう仕方がないので、こっそり家を出てグガが寝てから帰ってくることにした。
そして当日。家から忍び出ることに成功し、友達と女の子グループと合流して盛り上がっていた所までは覚えている。
(やばい……!完全に寝落ちしてた。)
四肢は縛り上げられ、全身は痣だらけになり、グガに知り尽くされている全ての性感帯に玩具が固定されていて………
なんてことはなく、僕は柔らかいソファの上で毛布をかけられていた。
『あれ?』
部屋を見渡してもグガの姿はない。なんだ、グガもう寝てたんだ、なんて思って寝室を覗いてみるがそこにもいない。ゾッとして、目の奥がジーンと熱くなった。
『…捨てられちゃったんだ。』