KOOKV
□誘拐
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【グクside】
(テヒョニヒョン、今日は遅いなぁ。迎え行こうかな)なんて考えながらナムジュニヒョンと滞在先のホテル部屋で過ごしていたが一向に帰ってくる気配がないので電話をかけてみた。
『え、いいの?』
あ、ヒョンやっと出てくれた
B「助け呼びたいなら呼べば?」
嫌な予感がした。でもそれは、また俳優ヒョンと遊んでたのか、なんていう到底的外れなものだったが。
『グガぁ…助けて、おねがい!』
「え、どうしたんですか!?」
手が震え、頭が真っ白になる。
『誘拐されちゃった…みたい』
「誘拐!?ヒョン!場所は分かりますか!?」
A「彼氏さん?笑 早く来れば?まぁ来たところで何も出来ないだろうけど、せめて自分の綺麗な恋人がキズモノになるところ見届けてあげなよ。」
「お前…ふざけんな!テヒョンアに指一本触れんじゃねぇぞ!!」
何が起こっているのか考える前に口から飛び出した言葉だった。
「あ、ヒョン!」
ナムジュニヒョンに携帯を取り上げられた。
『落ち着け。お前は警察に通報しろ。俺がスマホのGPSから場所特定するから。』