KOOKV

□雷雨
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【テテside】

雨が窓を叩く音で目が覚めた。時計を見ると午前1時。

ピカッ……ゴロゴロ

遠くで雷が鳴っている。

『グガ、起きて。雷鳴ってる。怖い…』

近くに落ちたらどうしよう、と急に不安になって隣で寝ているグガを揺すり起こす。

「…ん?どうしたんですか……」

『怖くて寝れない』

「怖い夢でも見たの?」

『ちがう、雷が』

「ふふっ笑 建物の中に居れば大丈夫ですよ、多分。」

『多分って何!?』

「まぁ大丈夫ですから…そんなに怖いなら抱き締めて寝ましょうか?」

『…うん』

僕を優しく包み込む逞しい腕。暖かくて再び眠気に誘われる。

ピカッ…ドン

『ひっ、、近くに落ちた…』

「え、ヒョン涙目になってる笑 これじゃ抱いてるみたいじゃないですか」

『え?なんで?』

「いつも俺に抱き締められながら泣いてるでしょ。ヒョン、思い出したら興奮してきたんで本当に…」

『馬鹿じゃないのグガ』

「別に普段と変わりませんよ」









『んんっ、、はぁ、グガ…あっ、、どうしよ、このまま…ん、感電しちゃったら』

ゆるゆると前立腺を擦り上げられながら尋ねると、腰を止めて

「そんな死に方は恥ずかしいですね笑」

と笑われた。こっちは結構本気で心配して言ってるのに。

『ほんとに、大丈夫なの、、?』

「大丈夫ですよ」

ピカッ

また光った。一瞬、薄暗い部屋が青白い光で満たされる。

『ひぅっ』

「ヒョンってびっくりすると締まるんですね、知らなかった笑」

ずぷずぷと奥に向かって押し進めながらそんなことを言うグガ。

『んぁあ、し、しらないっ』

ドンッ

音と光がほぼ同時に…ということはかなり近い。

『んんっ、こわいよぉ、』

「そんなに怖いんですか?笑 じゃ、耳塞いであげます」

そのままキスされる。口の中でグガの舌が動き回る音と、上擦った自分の声しか聞こえなくなり羞恥心を煽られる。

『ぷはぁっ、んぁ、や、やらっ、これいや、』

「余計なことは考えないで目閉じて。雷怖いなら見なければいいんです。」

『んっ、はぁ、、はぁ』

どうしよう。音がダイレクトに脳に響いていつもより気持ちいい。

ドンッ

目を閉じていてもわかるくらい明るくなって、今までで1番大きい音がしたと思った瞬間に家が少し揺れた。

『ひぁ、なにもみえない…』

心臓が止まるかと思った。半泣きでグガに抱きつく。

「あー、停電しちゃいましたね。」

『んぁあ、や、やめて、怖い、今はやだって…』

入り口から最奥までをズルズルと行ったり来たりしている。

「目隠しして犯されてるみたいでしょ」

確かに普段より敏感な気がする。

『やだぁ、んあっ、そんな、趣味ない…!』

入り口で止まったかと思うと、気持ち良くて知らないうちに逃げ腰になっていた僕の腰を掴んで、一気に引きずり下ろされる。

『ああ"っ…!!』

「いつもより気持ちよさそうですね」

何も見えない恐怖とは裏腹に全ての感覚を快感として拾う自分の身体。
そして、いっぱいいっぱいになってる自分に対して、余裕そうなグガにちょっとだけ腹が立つ。

『んぁあっ、も、むり!あ"っ!やだ、ぁ』

「俺まだなんで…もうちょっと頑張って」

グガの息が上がってきた。僕の身体はとっくに限界を超えていて、全身脱力したまま喘ぐことしかできない。

『ああ、あ……んっ、、うぐっ、ふぅ、んあっ』

「はぁ、、だし、ますよ」

『は、あっ、はやく、んんっ、も、やだぁ』

『んっ……』



その直後、眠るように意識を飛ばしたようで気がついたら朝になっていた。身体は綺麗になっている。

『グガのせいで…腰痛い💢』

「昨日のはヒョンが悪いじゃないですか。大人なのにビビって俺に抱きついたりするから。あんなのズルい!かわいい!!」

『グガが変なこと考えるから悪いじゃん!この変態!ばーか!』





昨日のテテちゃん反応を思い出して、今度目隠しプレイも試してみようかな、なんて考えるジョングク様でした。
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