KOOKV

□お清め
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「途中で泣いたってやめてあげませんからね」

俺のを入れるために慣らそうとしたが、やはりまだトラウマらしい。軽くパニックになっている。

『あ、はぁ、、んぁ、、は、』

「ヒョン、怖いの?ほら、俺のことちゃんと見て。大丈夫だよ。危ないから暴れちゃダメ」

『ん"んっ....ひぁ、、はぁ、あ"ぁ』

普段の何倍も反応する身体を抑えつけて宥めながら緊張しきった媚肉を指で解していく。

『ヒョン、もう入れますよ』

「んっ、うん、はやく…!ちょーだい…」

今までにこれほど煽られたことはない。恥ずかしがってイヤイヤ言うヒョンも可愛くて唆られるけど、これはこれで格別。

『あ"ぁぁ…//グガぁ、、』

一気に根元まで咥え込んだヒョン。熱を持った襞が収縮しながら締め付けてきてほんとにやばい、すぐイっちゃいそう。

「ヒョン、しっかりして!意識飛びそう」

ほっぺをぺちぺち叩いてみる。

『ぁあ、、はぁ、あっ、んぐっ、、ふ、!』

軽い過呼吸になってるみたい。

「ほら、声抑えようとするからそうなるんですよ。ゆっくり吐いて。そうそう、上手。ヒョンの可愛い声もっと聞かせて」

そのまま最奥を穿つ。

『あぁ、!んっ、そこ!奥もっと、いっぱい、して!あっ、きもちい、、んあぁっ、』

「この突き当たりですか?俺の形、ちゃんと覚えてください」

もうこれ以上奥へは進めないところで馴染ませるように揺さぶる。

大きな目から止めどなく涙が溢れている。今度は何が原因で泣いてるのかな?ほんとに泣き虫なヒョンだなぁ。でもその泣き顔でヒョンと初めてした時を思い出して余計に興奮してしまう俺も大概か。

更に質量を増したモノがズルズルと出入りして、ヒョンはまた苦しそうに顔を歪める。興奮しきった俺のモノは、疼いている場所に届くには十分なサイズで、そこがいいと言われた所を擦り上げると艶かしい表情で矯声をあげる。

媚薬のせいか最奥を穿つたび、驚くほど体が跳ね上がる。心配になるくらい苦しそうに喘ぐヒョンをみて本当はやめなきゃいけないのに俺は欲情してしまっていた。

「ヒョン、ここも触られたの?」

すっかり粒となった胸の尖りを爪で引っ掻いた。摘まんで引っ張られるより、軽く引っ掻かれるのが気持ちいいみたい。

『ひぁ、!うん、、もうやめ、て、、あぁ、、いってる、から!はぁ、も、いってる、んっ』

そういえば中がずっと震えている。もしかしてイキっぱなしだったのか。

「俺まだイってないんで」

ヒョンの弱い所を擦り上げながら出し入れするスピードを上げて一気に絶頂に駆け上がる。

『あ"ぁ、!んんっ、、ああ、も、むり、ぃ、ゔぐ、、はぁ、あっ』

「俺も、もう限界、出すよ」

『う、ん、、あぁ、んぁっ』

肉棒で柔らかい内壁をかき分けて、今までよりもっと深く突き刺した時、同時に絶頂の瞬間を迎えた。

『はぁ、好きだよ、グガだけを愛してる、ねぇ、キスして…』

縋るように俺を見つめるその眼の奥には何も映っていなかった。それでいいのだろう。現実はあまりにも無情すぎて、ヒョンの無垢な心ではきっと受け入れることは出来ないから。やっぱりそれでいいんだ。このまま記憶の彼方へ葬り去られてしまえばいい。例え、全てが塗り変えられても構わないから。

「俺もテヒョニヒョンだけを愛してる。誰も触れられない所に一生縛り付けておきたいくらい。」

目を閉じながら舌を絡ませるヒョンの瞼は震えていて長い睫毛が水滴でキラキラ光る。満足したように口を離し、そっと覗かせた真っ黒な虹彩は俺だけを捉えていたが、その澄んだ瞳は虚無に呑まれていて……。
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