審神者 vs 名探偵

「身の程を弁えろよ人間。幾らガキ相手でも俺達は容赦しない」

 少女に仕える少年は矢張り美しく、その淡い藤色を細めて眼を射る。
 彼だけではない。青い狩衣を着た男は口元を隠し、密かに笑った。

「器が違うと、さぞかし生き辛いだろうなぁ」


 鈴の音は凛と、遠くに響く。

 決して開けてはならぬパンドラの箱──それはきっと、彼女達の事。

表紙を開く

解説を読む

作者に感想を送る

[TOPへ]
[カスタマイズ]





カスタマイズ