Short Story
□君がくれた青春
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それは何度目だったか、彼女の家に遊びに行った時のことだった
彼女の父に呼ばれ何事かと部屋を訪れた時
「優希くん、君は絵梨花との将来のことをどう考えているのかね。」
『どうって…当然真剣に考えてますし、今までのようには会えなくなるかもしれませんが絵梨花との時間も作っていくつもりです。』
「まぁ答えはまだ出さなくてもいい、もう一度じっくり考えてみなさい。」
この時俺はこの質問の意味をちゃんと理解していなかった
だから俺は彼女を傷つける答えしか出なかったのかもしれない
【君がくれた青春】